若者の間でおじさんアイテム“フィッシングベスト”が流行中!? 一体なぜ?
―[イケてるパパファッション談義]―
近頃、若者のファッションで“おじさん”アイテムがトレンドとして注目されていることをご存知でしょうか。
たとえば、“ウエストポーチ”をはじめ、ブカブカのシルエットにロゴがドンと大きくプリントされた“ロゴドン”、分厚いソールがボテッとした印象の“ダッドスニーカー”。これらは90年代リバイバルブームの流れを汲んでいますが、そんな中、去年あたりからメキメキと頭角を現してきたのが「フィッシングベスト」。
インスタグラムで「#フィッシングベスト」とハッシュタグで検索してみれば、オシャレな人たちが多数見受けられる。今季は有名セレクトショップの店頭でも大々的にプッシュされており、いよいよ無視できない状況になってきました。とはいえ、街の女性からはこのような声も……。
「え、今から釣りにでも行くの?(やや引き気味)」(32歳・保育士)
「流行なのか知らないけど、ちょっと理解できないかも」(27歳・IT関係)
「若いイケメンだったらまだしも、おじさんが着たら、まんま釣り人とか競馬場にいる人みたいだよね」(26歳・派遣)
果たして、おじさんたちはトレンドとしてのフィッシングベストとどう向き合うべきなのでしょうか。今回は検証してみます。
街に「フィッシングベスト」大量増殖中の謎
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1985年生まれの33歳。メンズファッションブランドディレクター。かつて若者たちから絶大な人気を誇ったメンズカルチャー誌『men's egg』にてモデルを務める傍ら、19歳で衣料品生産請負会社へ入社し、ファッション業界へ飛び込む。以後は自身のブランド「blutenblatt(ブリューテンブラット)」を設立し、2008年に独立。現在はメンズファッションを中心としたセレクトショップ「A.R.K ONLINE STORE」運営のほか、特許を取得した世界初の変身帽子ブランド「マスクヘッズ」の主宰を務める。プライベートでは二児の父となり、“イケてる親父”を目指して仕事に育児に奮闘中!
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