更新日:2023年03月28日 09:20
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カチンと来ることが多く、いつか傷害事件を起こしそうで怖い…男性42歳の悩み

怒りを抑える技法「アンガーマネジメント」

怒り 怒りを抑えるアンガーマネジメントという技法があります。専門家である安藤俊介氏はこう指摘します。 ========== ◎まず、あなたには言いたいことを言う権利があります。 ◎次に、あなたが言いたいことを言ったからといって、それは必ずしも相手を傷つけることにはなりません。ただし、自分が言いたいことを言える権利があるからといってなんでもかんでも言ってよいというわけではありません。 ◎その一方で、相手にも相手の言いたいことを言う権利があります。あなたは自分の意見を一方的に相手に押しつけることはできません。 ◎逆に相手の意見に一方的に従わなければいけないということもありません。 上手に人間関係をつくるコミュニケーションには、お互いに認める「交渉」と「妥協」があります。 どちらか一方の意見だけを通すことは優れたコミュニケーションとはいえません (『アンガーマネジメント入門』219~220頁) ==========  この4点を、自分にあてはめてよく考えてみましょう。あなた自身が懸念しているように、このまま怒りの感情を心の中に溜め込んでいると、いつかそれが臨界点を越えて、爆発してしまう可能性があります。  そのときに、これまであなたが築いてきたすべてのものを失ってしまうリスクがあります。そのようなリスクを取るべきではありません。大学ノートを1冊買って、そこに自分がどういうことで怒ったかについて書き出してみましょう。書き出して、問題を対象化することによって、それをどうマネージすればよいかが見えてきます。頑張ってください。 ★今週の教訓……怒りが爆発したら失うものをノートに書こう
’60年生まれ。’85年に同志社大学大学院神学研究科を修了し、外務省入省。在英、在ロ大使館に勤務後、本省国際情報局分析第一課で主任分析官として活躍。’02年に背任容疑で逮捕。『国家の罠』『「ズルさ」のすすめ』『人生の極意』など著書多数

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