更新日:2023年03月28日 09:33
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実際に行ってわかった「スモーキーなウイスキーの聖地アイラ島」の楽しみ方<準備編>

イチオシガイドはレディ・オブ・アイラことクリスティーンさん

 絶望していたところ、日本にも何度も来ているレディ・オブ・アイラことクリスティーンさんの情報を目にしました。もしかすると、だれかクルマを持っているガイドさんを紹介してくれるかもしれないと一縷の望みをかけて連絡してみたところ、偶然その時間から2日後の帰るフライト時間までぴったりと空いているとのことでした。即、2泊3日すべてのガイドをお願いし、首の皮がつながりました。なんと、アイラ島に向かうエジンバラ空港当日での出来事です。  この後、最高の旅が始まるのですが、もし彼女に出会えなかった場合、2泊3日では3~4の蒸留所のビジターセンターに寄るのが関の山だったでしょう。一生ものの後悔をするところでした。それが、タクシーをチャーターするより、レンタカーで自由に動くより、遙かに最高の体験ができたのです。

レディ・オブ・アイラことクリスティーンさん。最高のアイラ島蒸留所巡りをアテンドしてくれました

 繰り返しになりますが、アイラ島でウイスキー蒸留所巡りをするなら、蒸留所のツアー予約が第1。移動ルートを組んだうえ、同時にタクシーもしくはレンタカーの手配をする必要があります。余裕を持った時期であれば、ホテルも安く確保できますし、場所の選択肢も増えます。  もちろん、体力がある若者で長期間滞在ができれば、バックパックでバスを使って移動するのもありでしょう。実際、多くの人たちが歩いていました。自転車で移動している人たちも数人みかけました。さらには、アウトドア道具を持ち込んで、レンタカーで移動し、キャンプで寝泊まりする方達もいるそうです。  とはいえ、体力のないおじさんで、日程もぎりぎりならクルマ移動が必須となるでしょう。もちろん、イチオシのガイドはクリスティーンさんです。

移動中に見つけたピートの切り出しです。興味のない人にとっては泥のかたまりですが、筆者は感動して写真を撮りまくりました

 アイラ島の豊かな自然、絵画のような風景、愛するウイスキーを製造している蒸留所、地元のレストランで伝統料理と共にいただくウイスキーの味、すべてが感動です。日々のストレスが栓を抜くように流れ、美味しいし勉強になるし楽しいし、最高の旅となりました。  次は、アイラ島で尋ねた蒸留所や美味しかったレストラン、レアウイスキーを楽しんだバーなどの情報を紹介します。
お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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