更新日:2023年03月28日 10:25
スポーツ

中日の“お前”騒動で話題の応援歌。各球団ヒット応援歌の意外なトリビア

チャンステーマとして北の大地に響き渡るあの名曲

北の国から~遥かなる大地より~

画像:北の国から~遥かなる大地より~

 その曲とは今や北海道日本ハムファイターズファンのみならず、パ・リーグファンの間ではもはや常識となっているあの名曲。北海道を舞台に20年以上にも渡って放送され続けてきた名作ドラマ『北の国から』(フジテレビ系)のオープニングテーマ『北の国から~遥かなる大地より~』である。シンガーソングライター・さだまさしの手によるこの曲は歌詞のないインストゥルメンタル。広大な北海道の大地を連想させることもあって、現在ではバラエティ番組などで北海道を象徴させる曲としてしょっちゅう使用されている。  独特なゆったりとしたテンポのため、プロ野球ファンでない人からすると「応援歌?」と思ってしまうだろうが、チャンステーマとして使われているので当然のようにテンポは早めに編曲されている。なお、本家を作曲したさだまさしは、現監督の栗山英樹と長年親交があることもあり、’13年に行われた札幌ドームでの開幕戦で実際に熱唱したことも。

千葉マリンで熱唱される70年代後半の大ヒット歌謡曲

 その大ヒット歌謡曲とは’78年に発売されたシンガーソングライター・渡辺真知子の2枚目シングル『かもめが翔んだ日』である。40代半ば以上なら誰でも知ってる名曲で、46万枚を売り上げた彼女の代表曲。この曲で第20回日本レコード大賞最優秀新人賞も獲得している。この往年の名曲が千葉ロッテマリーンズで使われているのだ。というのも、千葉ロッテのチームキャラクターがまさに“かもめ”だから。
かもめが翔んだ日(スタジアム・バージョン)

画像:かもめが翔んだ日(スタジアム・バージョン)

 ’07年から本拠地である千葉マリンスタジアム(名称はZOZOマリンスタジアム)で試合が行われる際にはスタメン発表のときにこの曲が流されており、試合終了後には渡辺真知子本人がライブを披露したことも。さらに本曲を千葉ロッテファンのためにリメイクした『かもめが翔んだ日(スタジアム・バージョン)』をのちに千葉マリンスタジアム・Sony Music Shop限定販売でリリースしている。  このようにプロ野球ファンにてとって、それぞれの球団の球団歌や応援歌はなじみ深くて盛り上がれる必須アイテム。スタジアムに駆けつけた際には細かいことをグジャグジャ気にしないで大声で歌いたいものである。<文/上杉純也>
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