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“坂本勇人”だけじゃない…読売巨人軍、育成ドラフトの注目選手たち

 今年のプロ野球のドラフト会議でちょっとした異変が起きた。何をトチ狂ったのか、読売ジャイアンツが12人もの育成選手を指名したのだ。その中には先日、2000安打を達成したチームの主軸・あの坂本勇人と同姓同名の“坂本勇人”も含まれているなど、一部でネタ扱いされたほどだ。  というワケで今回は育成指名を受けたこの12人の選手の中から、特に注目してほしい選手5人をご紹介する。

同姓同名の打てるキャッチャー 坂本勇人(唐津商)・捕手 育成6位

 身長177センチ、体重83キロ。右投げ右打ちで守っては二塁への送球1.8秒台、打っては高校通算16本塁打というパンチ力が魅力の強肩強打のキャッチャー。特に打撃面では今年夏の佐賀県独自大会では13打数9安打1本塁打13打点と大暴れ。初戦ではレフトスタンド越えのソロ本塁打を放ち、視察した読売のスカウトからその打力が高く評価された。  内角球で詰まらされる場面もあるが、力強く勝負強いバッティングは魅力で、打てる捕手として将来が非常に楽しみな選手である。

恵まれた体格から放たれる長打 岡本大翔(米子東)・三塁手 育成1位

 身長190センチ、体重92キロの大型内野手。右投げ右打ちでチームでは強肩強打を誇っていたショート兼サードでピッチャーもこなす。投手としては最速141キロをマークする強い地肩の持ち主だ。  打っては高校通算26本塁打。打ち損じもあるが、恵まれた体格を生かして長打を飛ばす。中堅120メートル、両翼92メートルという広さを誇る米子市民球場において、2年夏の県大会2回戦の鳥取育英戦ではセンター左へのソロを、決勝戦の鳥取城北戦ではレフト場外への2ランを放った実績を持っているほどだ。  体格を生かした長打力が魅力。逆方向にも大きい打球を打てる点にも注目だ。高校生屈指のパワーながら、柔らかさも兼ね備えていて、素材としては一級品だろう。
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京都先端科学大の強肩捕手
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