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ウィスキー好きならチャレンジしたい「ボトラーズ」の魅力

はじめてボトラーズを楽しむ際の注意点

 ただし、味にはばらつきがあるので注意してください。オフィシャルのボウモアが好きなのであれば、同年代のボウモアは同じ味になります。しかし、ボトラーズは樽が異なれば同じ熟成年数でも、まったく異なる仕上がりになります。それがボトラーズの良さで、楽しみのツボなのです。  ウイスキーにこだわっているバーで好きな銘柄を注文すると、オフィシャル以外に違うブランドのウイスキーをオススメしてくれることがあります。これは同じ蒸留所のウイスキーをボトラーが詰めたボトラーズです。ほとんどのボトラーズは、どこの蒸留所のどのウイスキーで何年熟成しているのかをラベルに記載しています。一部、銘柄を隠しているケースがあり、そんな時はネットで調べたり味見したりして、元のウイスキーがなんなのかを当てる楽しみがあります。  ボトラーズブランドは世界中に数え切れないくらいあるのですが、「ゴードン&マクファイル」や「ウイリアム・ケイデンヘッド」「ダグラスレイン」などの老舗をはじめ、「ザ・スコッチモルトウイスキー・ソサエティ」「ブラックアダー」「シグナトリー」「キングスバリー」などの中堅などが人気です。もちろん、イギリスやスコットランド以外にもあります。

先日、エジンバラにある「ザ・スコッチモルトウイスキー・ソサエティ」のバーに行ってきました。すべて名のあるウイスキーのボトラーズです

 どのボトラーも樽の選び方や製品作りに特徴があり、味の方向性が異なります。ボトラーズは、元のウイスキーとボトラーと蒸留年、熟成年数、利用した樽、価格などを検討して、購入します。味は開けるまでわからないので、ギャンブル要素があります。いきなりボトルを買うのではなく、まずはバーで飲んでみることをオススメします。バーテンダーに聞けば、いろいろとオススメを出してくれるうえ、1杯から頼めるので手軽に楽しめます。  もし、次に訪れたバーにいつも飲んでいるウイスキーのボトラーズウイスキーがあったら、ぜひチャレンジして、違いを楽しんでください。
お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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