スポーツ

甲子園未経験でもスターになった野球選手たち。おかわり中村、ギータ柳田…

広島東洋カープ 菊池涼介(長野県・武蔵工大二卒)

菊池涼介

画像:広島東洋カープ公式サイト

 6年連続6度のゴールデングラブ賞に輝く守備の名手が卒業した武蔵工大二は現在、東京都市大塩尻と校名を変えている。’11年の夏の甲子園に出場しているが、菊池の在学中はそこまでの強豪校ではなかった。  菊池は当時から守備範囲ギリギリの“球際”に強かったので、強い打球をさばく機会の多い三塁手で起用された。打撃も学年が上がるにつれて力がつき、主に3番を打っていたが、最後の夏となった’07年の県大会では4回戦敗退。

広島東洋カープ 鈴木誠也(東京都・二松学舎大付卒)

鈴木誠也オフィシャルブログ

画像:鈴木誠也オフィシャルブログ

 今やセ・リーグ代表するスラッガーは’10年に二松学舎大付に入学すると投手として1年秋からエースとなった。だが、2年夏の予選ではチームをベスト4まで導くも、準決勝の関東一との試合では5回に満塁本塁打を浴びるなどして0-7の8回コールド負け。  秋の大会は2年連続3回戦で敗退し、最後の3年夏も優勝した成立学園に準々決勝で6-8で惜敗した。それでも投手としては最速148キロ、打者としても通算43本塁打を放った潜在能力を広島が高評価。ドラフト2巡目で野手指名された。

東京ヤクルトスワローズ 青木宣親(宮崎県・日向卒)

青木宣親

画像:東京ヤクルトスワローズ公式サイト

 ’18年シーズン終了時点で日本プロ野球歴代通算打率1位の3割2分9厘をマークし、一時はメジャーでも活躍した安打製造機の高校時代のポジションは投手だった。’98年の高2時にエースとなり、高3春の県大会ではチームを優勝へと導き、夏の県予選でのAシードを獲得。  だが、肝心の県予選では準々決勝で鵬翔の前に2-7で敗退して3年間、甲子園とは無縁であった。肩を壊してしまったため、進学した早稲田大で野手へと転向した。

阪神タイガース 近本光司(兵庫県・社卒)



 新人ながら打率2割8分台をキープし、今年のセ・リーグ新人賞最有力候補の近本。高校は強豪私学が顔を揃える兵庫県にあって、春の選抜ベスト4経験もある公立の有力校へ進学。’10年の1年秋からベンチ入りを果たすと、2年時にはチームの主力として夏の県予選ベスト8進出に貢献。  その秋から外野手兼投手に。最後の3年夏は3番打者・2番手投手としてフル回転したが、準々決勝で強豪・滝川二に4-7で敗退し、ついに3年間甲子園に1度も行くことは叶わなかった。  このほか、埼玉西武の源田壮亮、秋山翔吾、千葉ロッテの福浦和也、鈴木大地、ソフトバンクの内川聖一、巨人の阿部慎之助、中島宏之、炭谷銀仁朗、中日の京田陽太、阪神では糸井嘉男らが甲子園不出場組。高校時に大きな輝きを放つことが出来なくても、大学や社会人に進んでからの伸びしろがどれだけあるかが大切なのだ。<文/上杉純也>
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