更新日:2019年09月03日 18:19
スポーツ

野球のU18ワールドカップ、優勝を狙う日本代表選手を総ざらい!

高校通算45発を誇る左の強打者 遠藤成(東海大相模=神奈川)

 最速145キロを誇る本格派右腕で野手との二刀流をこなすが、プロのスカウトからは野手としての評価が高い。振り切るスイングから長打を放つ左の強打者で高校通算45本塁打。この夏の県大会では計7試合で22打数8安打2本塁打8打点で打率3割6分4厘をマークした。  中でも県予選決勝では低めの直球を捕らえ、横浜スタジアムのバックスクリーンにまで運ぶ2ランを放っているほど。その強打でこのチームでは5番を任されている。また、守りの本職はサード兼ショートだが、今回はチーム編成の都合上、レフト専任。自慢の強肩を活かしたい。

広角に打ち分ける技術力にプロのスカウトも脱帽 韮澤雄也(花咲徳栄=埼玉)

 高校1年から3年連続夏の甲子園出場を果たし、計3試合で8打数3安打2打点、打率3割7分5厘。高校通算本塁打数は10本ながら、バットコントロールが秀逸な左の好打者で、その柔らかい打撃をプロのスカウトも大絶賛。今回のチームでは主に3番を任されているように、コンパクトに振り切るスイングで広角に打ち分ける技術力の高さに注目したい。  守りの本職はショートで、三遊間の深い当たりでも華麗にさばくなど、その動きの良さが光る。今回はチーム編成の都合上、ファーストを守ることになるが、そのグラブさばきにも期待したいところ。

振り切るスイングと強肩が魅力 森敬斗(桐蔭学園=神奈川)

 走攻守の3拍子が揃った左の好打者。今春の選抜では初戦敗退を喫したものの、二塁打1本を含む4打数3安打1打点と活躍。夏は春に左足首を痛めた影響もあって精彩を欠き、チームも県予選4回戦で敗退してしまったが、ここにきて完全復調したようだ。振り切るスイングから放たれる鋭い打球が魅力でその真骨頂が発揮されたのが昨秋の関東大会。4試合で17打数7安打(うち3本塁打)で打率4割1分2厘、12打点と大暴れし、チームを関東王者へと導いた。  しかも初戦の常総学院(茨城)戦では9回裏に逆転サヨナラ満塁弾を放つなど、勝負強い一面も。今回のチーム編成では本職の外野手が2人しかいないため、不慣れなセンターを守ることになりそうだが、本来のポジションはショート。三遊間の深い当たりでもアウトに出来るほどの強肩を生かした外野守備に期待。

 実はこの大会、日本は優勝が1度もなく最高成績は準優勝止まり。4連勝を目指して臨んだ昨日の台湾戦では、降雨コールドゲームで敗れた。今回紹介した選手だけでなく総力戦で、ぜひ初の栄冠を勝ち取ってほしい。<文/上杉純也>
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