更新日:2023年04月18日 11:19
ライフ

「セクハラ加害」に怯える潜水艦乗組員。禁断の女性登用に踏み切ったが…

潜水艦は「女性登用」よりも「給料増額」を

潜水艦

海上自衛隊HPより引用

 現在、自衛官の数は定員を割り込んでいます。自衛官の採用枠を33歳以下まで広げたり定年を延長したりして何とか人手を確保しようとしていますが、焼け石に水です。  自衛官は基本的にキツイ仕事です。特に潜水艦は過酷です。「キツイ仕事で自由が制限され、危険も伴うのだから、破格とは言わないまでもそれ相応のペイをもらえるのだろうな」と思って任官しても、報酬がその仕事に見合わなければ辞めてしまいます。退職した潜水艦乗組員を大喜びで採用する企業もあり、安全保障上も大きな問題です。  男女が一緒に働く職場環境整備が難しい潜水艦は、男性のみのままが賢明ではないでしょか? 潜水艦は国境防衛の要です。小手先のやり方では新たなトラブルが増えるだけです。自衛官が心おきなく任務に励める環境のために賃上げを真剣に検討してはいかがでしょうか?
おがさわら・りえ◎国防ジャーナリスト、自衛官守る会代表。著書に『自衛隊員は基地のトイレットペーパーを「自腹」で買う』(扶桑社新書)。『月刊Hanada』『正論』『WiLL』『夕刊フジ』等にも寄稿する。雅号・静苑。@riekabot


自衛隊員は基地のトイレットペーパーを「自腹」で買う

日本の安全保障を担う自衛隊員が、理不尽な環境で日々の激務に耐え忍んでいる……

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自衛隊員は基地のトイレットペーパーを「自腹」で買う

日本の安全保障を担う自衛隊員が、理不尽な環境で日々の激務に耐え忍んでいる……

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