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次々と発覚したパチスロ攻略法の数々…やりたい放題だった平成初期パチスロ界

ボーナス絵柄を目押しで1000枚獲得可能?!

 メーカー側の落ち度、設計ミスやバグによる攻略法は、2・3号機時代には度々発覚します。例えば『ドリームセブンJr』や『マジカルベンハー』ではリール配列や制御のミスによって、本来ならビッグボーナス1回で350枚程度しか獲得できないのに、ボーナス中に逆押しでボーナス絵柄を目押しすると、リール制御と絵柄配列の“妙”によってボーナス絵柄が揃ってしまい、そこから改めてビッグボーナスがスタート。強引にボーナスゲームを引き伸ばし一撃1000枚程度獲得できてしまうという攻略法が発覚。 ノーマル機では搭載されていなかったリーチ目が、裏モノ化によってリーチ目ができてしまったグレートハンター。7と象の一直線がリーチ目に。しかもリーチ目要件を満たす象絵柄(通称・いい象さん)とリーチ目にならない象絵柄(通称・悪い象さん)を作るなど、かなり凝った中身の裏モノだった また4号機時代になっても、『ジャックポットⅡ』という機種ではボタンを連打すると乱数に偏りが生じてしまい、その結果としてボーナスが当たりやすくなると言う、ウソみたいな本当の話もあったりしました。  ちなみに攻略法が出た時の対策としては、特定手順を行なう時に用いるボタンの配線を切る方法が多く、本来なら違法改造であっても、そもそも裏モノとして元々違法改造されているからか、ホールにはまったくそんな意識もなく、またファン側も仕方ないなと済ませたもの。今ならすぐに行政へ通報なんていう話にもなりますが、どちらにしてもおおらかな時代であったのは確かです。
ライターとして25年のキャリアを持つパチンコ大好きライター。攻略誌だけでなく、業界紙や新聞、一般誌など幅広い分野で活躍する。
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