更新日:2023年04月19日 20:48
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子連れもOK!台湾に行ったら訪れたいカバラン蒸留所の楽しみ方

カバラン蒸留所のオススメは「ブレンド体験」

 ここまでの見学は無料ですが、せっかくなので試飲したいところでしょう。カバラン蒸留所には大きなビジターセンターがあり、30分ごとに試飲会が開かれています。しかし、オススメは「ブレンド体験」です。1人1500TWD(5200円)かかりますが、カバランの原酒3種類をテイスティングしながら、自分好みの比率を探し出し、最後に300mlのボトルに詰めて持ち帰ることができるサービスです。  1階のギフトショップのレジで、「DIY調酒預約」と書いた紙を見せて1500TWD支払い、レシートを持って2階の「DIY調酒教室」に行きます。15分前集合と書いてあったので律儀に守りましたが、遅刻した人も普通に入れており、ゆるい感じです。

2階のカフェスペースの奥に「DIY調酒教室」があります

 3種類のカバラン原酒がグラスで提供され、それをメスシリンダーに入れます。合計6ccになるように調合し、数種類を試します。中身の詳細は聞くことができませんでしたが、どれも特徴的で、おそらく新樽、シェリー樽、バーボン樽を使った原酒だと感じました。時間は45分あるので、ゆっくり飲みながら楽しめます。

3種類の原酒を調合します

化学実験のようで楽しめます

 単に筆者の好みですが、新樽1.5:シェリー4:バーボン0.5という比率で調合しました。ビーカーに入れたウイスキーを渡されるので、それぞれ瓶に入れ、シールを貼れば完了です。世界に自分だけのオリジナルカバランです。  2階は大きなカフェスペースになっており、お酒も飲めます。せっかくなので、カバランコーヒーを飲んでみましたが、美味しいコーヒーに美味しいウイスキーが入っているだけで、別々でもいいかなと思いました。  1階のギフトショップは必見です。カバランウイスキーは高いのですが、それでも日本で買うよりはとても安いです。自分用にもお土産用にも最適です。とはいえ、予算が厳しいとか、重いボトルを持ってある来たくないというなら、試験管サイズに小分けされたものがオススメです。

1時間近く飲みながらわいわい楽しみ、オリジナルボトルまで持ち帰れるのだから安いものです

 帰りは、蒸留所からのバスという手もあるのですが、本数が少ない上、台湾ビギナーには難しいかも知れません。ギフトショップの店員にタクシーを呼んでもらうのが簡単です。  ここで、雨が降ってきてしまったので、次の予定をキャンセルして台北に戻ることにしました。宜蘭駅のバスターミナルに着けてもらい、台北行きのバスチケットを購入して乗るだけです。130TWD(450円)以下と安かったのですが、そのぶんチープなバスで、前の方に座っているおじさんが吐きまくっていました。帰りは1時間半以下で到着し、ウイスキーバーへ繰り出しました。  台湾に旅行に行くことがあれば、ぜひカバラン蒸留所見学をオススメします。家族連れも多く、子供がいても問題ありません。2日間、台湾のシングルモルトウイスキーを飲みまくりましたが、やはり美味しいですね。  日本でも、バーに行ってカバランを見つけたら、少々高いですがチャレンジしてみることをオススメします。亜熱帯地域で作られる濃厚なウイスキーを楽しんでみましょう。
お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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