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自衛隊のトイレットペーパー自腹問題に終止符。防衛予算「微増」で

すべては「トイレットペーパー」から始まった――

 国会でも取り上げられた通り、何もかも足らない自衛隊を象徴していたのが「トイレットペーパー自腹問題」でした。本編に、腹痛でトイレに飛び込んで用を足した後、トイレットペーパーがなくて苦悩する自衛官の体験談が出てきます。その体験談の主・A君に防衛省概算要求にトイレットペーパーの予算が付いたと話をしたところ、「“ギャツビー事件”ならぬオレの“ケッツビー事件”がみんなの役に立ったか~!」と大喜びでした。その自衛官A君は失敗を笑い飛ばす明るさがありました。何事も悲観せず乗り越えていく強さは魅力的です。
トイレットペーパー

※写真はイメージです

 さて、何でも笑い飛ばす豪快な人の周りにはさらに豪快な人がいるようです。トイレットペーパーがなく苦悩した自衛官の経験談を聞いて元医官(自衛隊のお医者様)が続けて一言呟きました。 「こいつバカだな」  こちらの彼は階級が高かった元自衛官ですから、トイレットペーパーがないことくらい予想しておけと叱責するのかと思いました。上司だから上から目線なのかと見上げると、彼はニヤニヤしながらまったく予想外の言葉を浴びせかけます。 「バカだな。少しは頭を使え…。そんなときは……靴下があるじゃないか」  あまりの発言に呆然としているA君に堂々と彼は続けました。 「靴下は両足に2足ある。4回は尻を拭ける。頭を使え」  その後は、お互い顔を見合わせて大笑いしていました。シテヤラレタ感じです。野営で困ったときに編み出した知恵だそうです。豆知識で覚えておくといいとのことですが、「うーん、どう考えても役に立ちそうもないです」とお答えしておきました。  自衛隊で長く過ごすとトンデモない問題によくぶち当たるのだそうで、いちいちキレたり困ったりしても仕方ないので、その場にある何かで切り抜ける方法を考えます。そういった場面を笑いに変えることも大事です。少しでも自衛官がその生活に誇りを持てるように必要な予算はしっかり付けてもらいたいものです。自衛隊員のポジティブな素養はドケチに対処するものではなく、誇りを持って敵に立ち向かう場面で発揮すべきものです。国が要望に応えてくれたことには心から拍手したいと思います。
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本当に国民を守る気があるのか?
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自衛隊員は基地のトイレットペーパーを「自腹」で買う

日本の安全保障を担う自衛隊員が、理不尽な環境で日々の激務に耐え忍んでいる……

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