――では次に、発売を控えた新シングル「もう一度」についてお聞きしますが、どんな雰囲気の曲なんですか？ 小山：「もう一度」は、今までのマジパンの曲とは少し雰囲気が違って、ロックでカッコいいテイストの楽曲です。私自身、カッコいい曲が大好きだし、声質的にこういう曲は歌いやすいのもうれしい(笑)。曲を締める最後の「もう一度」という歌詞の部分、音をどんどん上げていくロングトーンがあるので、ぜひ聞いてみてほしいです。 吉澤：確かに、今回の曲は全体的に音程が高くて、レコーディング前のボイトレでは、サビの「声上げて」の部分がぜんぜん出なかったんですよ。カラオケでたくさん練習をしてから本番に臨みました。 吉田：私はレコーディングの順番が最初で、声が低いので高い音が出るかなって不安でした。複雑な感情を込めて歌う曲なので、表現の難しさもあったんですけど、音源は一生残るものだし、悔いがないように頑張ったつもりです。自分の中では、よくできたほうかな……？ 浅野：私はレコーディングのときに喉が本調子じゃなかったので、この曲を聞くたびに悔しくて泣けてきちゃいます（苦笑）。 清水：もともと歌が上手くないので、私は毎回レコーディングはめちゃくちゃ緊張するんですけど、終わった後にスタッフさんから「上手くなったね」って言われて、泣いちゃいました（笑）。「もちろんまだまだだけど、自分で歌が下手くそっていうのはもうおしまい」って言ってもらったのが心に残ってます。 浅野：この曲は振りもシンプルで、サビでは拳を上げた状態で、感情を込めて熱唱するんですよ。そのときどきの感情で、雰囲気も変わると思うので、いろんなステージで見比べてもらうのも面白いと思います。この曲が加わったおかげで、今までのマジパンとはひと味違うステージを作れるようになるはずです。「ウォウウォウ イエイイエイ」って叫ぶ箇所もあるので、ファンの方も叫びながら一緒に手をあげてくれたらうれしいです。 清水：今回はロックテイストの楽曲なので、衣装もカッコいいレザーライダースで統一。オーガンジーという透明感がある素材のフリルでかわいさもアピールしています。メンバーによって、ワンピースとセパレートタイプに分かれているけど、素材は合わせてあるんですよ。スカートの中にはお花が入っていて、私たちが飛び跳ねるのと一緒に、お花も一緒に動くので、ここにも注目してもらいたいですね。 沖口：歌詞もすごく良くて、たくさんの人に共感してもらえるんじゃないかって思います。目指している目標が大きすぎて、届かないかもってくじけそうになる瞬間に、力になる曲。私自身もアイドルをやっていて、何度も挫折しそうになったけど、メンバーやファンの皆さんに支えてもらったことで今があります。この曲は、そんな自分に向けて作られた曲じゃないかって感情移入しすぎることもあります(笑)。ぜひ、たくさんの方に聞いてもらって、「もう一度頑張ってみよう」って思ってもらえたら嬉しいですね。