あらゆる金融商品に有効なチャートの見方とは?
◆マネーな人々 今週の銭格言
【選者】2億円もぐらトレーダーアンディ氏
ユーロ圏財務相会合で、第2次ギリシャ支援が合意に至り、歓迎ムードの為替市場。ユーロは対ドル、対円ともに連騰中だ。この大相場で意外にもアンディ氏が目をつけたのはNY原油相場。果たして、原油の魅力とは?
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みなさん、こんにちは。先日、人生初のセミナー講師を体験したアンディです。400人近い方が聞きにきてくださり、もう、ムチャクチャ緊張しました……。セミナーの主なテーマは、もちろん「もぐらトレード」。肝は一目均衡表の先行スパン2です。この先行スパン2が持つ“意味”をご存じない方が多かったようなので、ここで説明しておきたいと思います。
過去52本分のローソクの高値・安値の半分の値――これが先行スパン2を導き出す公式です。なぜ、52本なのかは、正直、一目均衡表の生みの親である一目山人にしかわからないところでしょう。重要なのは「高安の半値」である点です。半値は、“売買勢力分岐点”なのです。ザックリ言うと、ローソクが半値より上にあれば、買い方優勢。下なら売り方優勢です。ローソクの上ならば買いポジションで含み益を抱えた人が多いと予想できて、下なら売りポジの含み益が多いと考えられるわけです。なので、半値で力が拮抗し、半値が抵抗線.支持線として機能しやすくなってくるわけです。先行スパン2で反発しやすく、ブレイクしたら一気に値が伸びやすい。これが、先行スパン2が持つ意味なのです。
この点を理解できると、もぐらトレードは新たな可能性をはらんでいることを理解できると思います。つまり、FXに限らず、あらゆる金融商品に応用可能なのです。
【後編】に続く⇒https://nikkan-spa.jp/139027
原油相場で3か月負けなし!の一目均衡表読解術
【2億円もぐらトレーダー・アンディ氏】
先物会社を経て、専業トレーダーに。必殺もぐらトレードの真髄は「アンディのFXブログ」(http://ichimoku119.blog15.fc2.com/)で公開中。セミナー講師デビューを果たしたアンディ氏は、間もなく扶桑社からFX本を出す予定だ
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