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「Twitterでフォロワーを集められる人は2種類しかいない」プロ奢ラレヤー・中島太一

コンテンツプロデューサー・高瀬敦也が様々な人を招き、コンテンツについて飲み屋でざっくばらんに語り合う不定期連載企画。2回目のゲストは、Twitterを通じて膨大な数の人に会い、日々「奢られる」活動をしているプロ奢ラレヤー・中島太一氏。何も実績がないところから、Twitterひとつで注目を集め、現在フォロワー数6万人を超える中島さん。2回目は、今の時代にフォロワーを集める人の「タイプ」の話から……。 コンテンツプロデューサー・高瀬敦也のコンテンツと〇〇 ゲスト/プロ奢ラレヤー・中島太一氏 第2回 【過去記事】⇒人にオゴられる活動でフォロワー7万人超。プロ奢ラレヤーの“Twitterで勝つ方法”

プロ奢ラレヤー・中島太一氏(左)と株式会社ジェネレートワン代表取締役CEOの高瀬敦也氏

フォロワーを集められる人は2種類!全知全能の神と、もう1つは……

中島:僕は日本でTwitterをやってますけど、なんであれ市場の特徴と、どこをハックするかという戦略があるじゃないですか。どういう地形で、どういう人材がいて、隣に誰がいて、まずどこを攻めたらいいかは、市場によって違う。日本は結構面白いと思っていて。希少性を許さない風潮があるから、ある種みんな同一化しやすい。テレビがいまだにすごいパワーがあるし。 高瀬:確かに、当てやすい。そもそも、マーケティングが存在してること自体がそういうことですもんね。 中島:そうですね。日本はマーケティングが効く。他の国でも効くと思うんですけど、日本ってわかりやすいじゃないですか。 高瀬:記号化しやすいですよね。 中島:そうそう。当たり前とか普通が通用してる。学校教育で教えられたことは、みんなそう思ってる。それが普通教、バイブルのようなものじゃないですか。 高瀬:なるほど。「〇〇男子」とか、「〇〇な女たち」とか、そういう言葉をつくる雑誌の編集者の人をみんなすごいなって思ってて。あれって、そもそも日本という国の特性があるから成立する仕事とも言えますよね。 中島:そうですよね。だから、ディープラーニングみたいなAIに一番侵食されやすい分野ですよね。やっていて思うんですが、Twitterの文化を把握するのは簡単。伸びてるツイートを見たら、大体覚えちゃいますよ。要は文法があるんですよね。日本語も、話す人によって文法が違う。Twitterも同じです。今はまとめサイトに伸びてるツイートがまとまってるから、それをバーって見たら、大体文法が認識できる。それを真似して出すだけで、Twitterの中で共感性のあるツイートができる。 高瀬:今の話を聞いていると、結局、感受性だと思いますね。そもそもそういう文章を見たり、世の中に出てるものを見ても、「これって、こうだよね」と感じるかどうかが全て。コンテンツに関する本を書いて、こういう話をする機会もあるんですけど、そこを感じない人も多い。 中島:なるほど。本でいうと、こんまりさんはなんで売れたんだろう、ということを日常的に考えるかっていう話ですよね。なんでこのツイートが伸びたんだろうと、ちゃんと考えないとそれはわからないわけです。単純に面白かったで終わると、先に進まない。なぜ面白いかを考える人には、データが溜まっていく。そこの違いですよね。

フォロワーを集められる人は2種類のタイプに分けられます(中島氏)

高瀬:そうですよね。好奇心の強さ。 中島:それを戦略的にやってる人か、単純に「なんで?」と思える人。子供は勝手に思うじゃないですか、「なんで?」って。大人になると成長しないのは、子供がオートマチックにやってることをしないから。これに気づけば、大人だって「なんで?」って考えたらいいわけで。 高瀬:「なんで?」って突き詰めると、矛盾してるケースって多いですよね。 中島:あー!そうですね。 高瀬:経営者の方から「こういう商品を作ろうと思ってるんだけど……」と相談されたりする時、「なんでですか?」って聞くと、そもそも論理が矛盾してるケースがあるんですよ。その中で突き詰めて行くと、別のすごい魅力的な答えが返ってきたりします。「そっちのほうが面白くないですか!?」みたいな。 中島:そういうこと、ありますよね!僕も悩み相談をされて「結局、何を悩んでるの?」って話をすると、「何悩んでたんでしょうね……」、みたいな答えが返ってくることがある(笑)。「なんか、よかったです!」って言って帰っていくんですよ。俺、何も言ってないけどみたいな(笑)。「なんで?」って言ってくれるマシーンが欲しいんだろうなと思います。 高瀬:なるほど。 中島:そう言ってくれる人が、その人にとって説得力のある人間だとさらによくて。それが宗教じゃないですか。インフルエンサーって、あれも宗教で。真ん中にいる象徴的な人は2パターンいるんです。「なんでも知ってるぞ」という神様と、「我、何も知らず」の神様。  メンタリストのDaiGoさんは前者。あの人は何でも知ってるすごい人だから情報を一杯もらおうと、人が集まる。あとは、ひろゆきさんとか、なぎ倒すパワーがある人。お二人は意図してやってるわけではないかもしれないけど、結果的にパワーがある。  僕は後者で、割と何も知らない。みんなの考えの範疇じゃないことを結構言うらしくて、そこに価値を感じて集まってくる。他人に興味がないというと語弊がありますけど、僕は他人がどう生きてくとか、死んでくとか、感じるとか、そういうことに興味はなくて、他人が興味があることに興味がある。僕は聖書を持ってないから、これが良い、悪いの判断ができないんだと思うんです。みんなは普通教のバイブルを信仰している。僕は聖書がないから。
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「何に向いているのかわからない病」への処方箋
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