更新日:2023年04月25日 00:08
仕事

あなたの会社は“泥船”かも…判断ポイントは決算書が教えてくれる

定年まで逃げ切れる業界はどこ?

働き続けていい会社▼鉄道業界 市場規模:約15.5兆円 将来性★★★☆☆ 安定性★★★★★ JRや大手私鉄など、生活に密着しているため鉄道業界は廃れることはない。本業の鉄道以外にも駅ビル事業などを手掛ける会社も多く、リスクヘッジという観点からも安定感がある業界 ▼IT業界 市場規模:約15兆円 将来性★★★★★ 安定性★★★☆☆ AI、IoT、クラウドなどの新たな技術が次々に登場する業界なので将来性はトップクラス。そんなIT業界の中でも、エンジニア職よりプロジェクトマネジャーのほうが圧倒的な安定感を誇る ▼出版業界 市場規模:約1.3兆円 将来性★★☆☆☆ 安定性★★★★☆ 出版業界自体は下降気味ななか、老舗の出版社は別格でしがみつくべき。児童書や医学書を出版している特化型の会社なら、時代の流れに左右されない根強い需要があるため辞める理由がない ▼鉄鋼業界 市場規模:約16.5兆円 将来性★★★☆☆ 安定性★★★★★ 製造業は専門性を持った人材を育てる必要があるため、新卒至上主義、かつ長期雇用優遇制度が機能している。長く勤めてもらうために囲い込むシステムのおかげで定年まで働き続けられる良環境 ▼エネルギー業界 市場規模:約20兆円 将来性★★★☆☆ 安定性★★★★☆ 電力をはじめとするエネルギー系は採用人数も少なく、旧帝大卒などの優秀な人材が多い業界。高待遇にもかかわらず、「やりがいがない」という理由で辞めたがる人が多いのが安定感の証拠 =====  日本型の長期&終身雇用で人を育てるタイプの成熟産業や規制産業は、将来性こそないが定年まで骨を埋める安定性はまだまだ強いようだ。 働き続けていい会社<取材・文/週刊SPA!編集部>
1
2
おすすめ記事