「日本の貧困層は甘えてる、アフリカの子供を見ろ」と言う人たちの間違い
「あの人は、貧困をバネに頑張って成功した」の危険性
「高校を出たら働く」が普通の環境で
悩んだ末に「大学に進学したい」と相談したとき、母に「大学なんか出て何になるの。あんたが働いて家計を助けてくれないと、うちはどうなるの」と泣かれ、「私はなんて身分不相応なことを考えてしまったんだろう」と激しい自責の念に駆られたことを覚えています。その後、母とは何度も話し合いを重ね、私は結局、奨学金を上限額まで借りて大学に進学することに決めました。受験にかかるお金を最低限に抑えるために、入試は2回だけ、合格ラインに余裕を持って達している大学に絞って受けざるを得ません。
入学後はアルバイトを3つか4つ掛け持ちしていて、早朝のバイトが終わったあと学校で授業を受け、夕方また別のバイトへ行って終電で家に帰って、土日も休まず働く。そんな生活にいつも疲弊していましたが、「家庭に迷惑をかけずに勉強ができる」と思えば、あまり辛くはありませんでした。
1991年生まれ。フリーライター・コラムニスト。貧困や機能不全家族、ブラック企業、社会問題などについて、自らの体験をもとに取材・執筆。文春オンライン、東洋経済オンラインなどで連載中。著書に『年収100万円で生きる-格差都市・東京の肉声』 twitter:@bambi_yoshikawa
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| 『年収100万円で生きる-格差都市・東京の肉声-』 この問題を「自己責任論」で片づけてもいいのか――!? ![]() ![]() |
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