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ボーナスを貰った次の日に辞めた新入社員。それってアリ!?

 “モンスター新入社員”。あなたの会社にもいるのではないだろうか?
新入社員

写真はイメージです(以下同じ)

「頑張ります!」と張り切っていたのにもかかわらず、とんでもない辞め方をする。そんなモンスター新入社員の被害に遭った一人の男の話を聞くことができた。

新入社員の教育係になったら…

「あの子にはびっくりしました」。溜息交じりで語ってくれたのは、人材派遣会社で営業職として働いている五郎さん(仮名・38歳)。勤続15年のベテラン社員で、昨年、ある新入社員の教育係に任命された。 「A子は入社して間もなく、私が働くエリアに配属されました。地方のため、車を使用したほうが営業効率の上がる場所です。しかし彼女は運転免許証を持っておらず、営業回りには苦労しました」 新入社員 特急電車、タクシー、時には新幹線、A子さんが営業に行けばいくほど経費がかかった。 「“運転免許は取らないの?”と聞いたこともありましたが、“女子だし要らないですね”ってキッパリと言われました。これまで、内定時に運転免許を持っていなかった社員は入社前、自主的に取得をしてくれていました。ですが会社としても教習所の費用を出すことは無理なので、強制はできないんです。  とはいえ、このことはA子に非があるわけではない。免許を取得していないのは入社後に分かることで、なぜ人事部は彼女をこのエリアに配属させたのか? が問題です。まったく理解できませんでしたね」  案の定、半年後に営業経費がかかりすぎていることが所内で問題となり、彼女は車が必要のない関東エリアへ転勤となった。 「最初から関東エリアに配属しろよ……って感じですよね。しかも、A子の転勤が決まったことで、直属の上司であった僕も一緒に転勤です。独身なので別にいいんですが、迷惑っちゃ迷惑です」  一方、A子さんはすごく喜んでいたと語る。 「“会社負担で関東エリアに引っ越せる”ってウキウキしていましたね。今どきの若い子って感じ。元々都会育ちだったので、地方配属になったのは辛かったんでしょうね」

連日の残業も、新人を根気強く指導

 配属エリアが変わったことで、五郎さんは業務の引継ぎ、そしてA子さんの指導にてんてこ舞いだったとか。 「地方の営業所と違って得意先が沢山あるので、毎日残業だったのですが、A子、定時になるとソワソワしはじめるんです。そして、“やっぱり今日も残業ですよね”って溜息。僕だって残業は嫌ですよ。でもここが踏ん張り時と彼女に伝えていました」  1日でも早く業務を覚えて欲しいと必死で彼女に指導した五郎さん。時には嫌そうな顔をされたというが、グッと堪えて我慢したと振り返る。 「つい最近まで大学生だった彼女にとって、大きな試練だったのではないでしょうか。僕としてはこの山をどうにかして乗り越えてもらいたかったですね」  それから数か月が経過し、会社員にとって嬉しいモノが渡される日がやってきた。それはボーナスだ。 「ボーナスは、個人成果と事業所成果の合計で計算されます。業界としては忙しいので、平均より高いボーナスが支給されているのではないでしょうか」  A子さんにとっては初めてのボーナスだ。当然、とても喜んでいたという。 「所長から手渡しされた時、“これからも頑張りまーす”って語尾を上げてウキウキでしたね。若い子が喜ぶ姿は可愛いです。指導は大変でしたが、やって良かったと思いました」  五郎さんにとっても達成感のあるボーナス支給日だった。しかし……。
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ボーナスを貰った次の日、まさかの事態が
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