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「うちの子に内定を出さないで」採用担当者を悩ませるモンスター親

「いろいろな親が本当にいるな……と日々驚いています」
住田里穂さん

住田里穂さん

 都内に在住するパチンコ業界勤務 住田里穂さん(仮名・33歳)は、モンスター化する一部の内定者の親にうんざりしている。

最も多い辞退理由は「親」

 住田さんは人事部に所属しており、毎年採用業務を行っている。比較的ネームバリューがある会社ということもあり、エントリーは山のようにくるそうだ。SPIなどを使いふるいにかけ、何度も面接を繰り返し、最終的に毎年、50名ほどの内定者を決定する。  しかし、時間と手間をかけて採用したにもかかわらず、一部のモンスター親によって水の泡にされるケースがあるという。 「一番多いのが、『親に反対されたので内定辞退します』です。辞退そのものはない話ではないですが、理由が親って……。呆れてしまいますね」  確かに、パチンコ業界=危険・怪しいといったイメージを持つ人間は一定数いるだろう。しかし、学生とはいえ、いい大人がいまだに親の判断で物事を決定しているとは、驚くばかりだ。

「うちの子に内定を出さないでください」とキレる親も

電話にでる

写真はイメージです(以下同じ)

「判断に困るのは、『うちの子に内定を出さないでください』と怒りながら、親が内定者に代わって内定辞退をしてくるパターンです」  住田さんの会社では内定承諾書を受理した段階で正式な内定者としているとのことだが、このようなケースに限って、既に承諾書を受理していることが多く、電話での親の代理による辞退では処理できない、といった社の決まりがあるという。 「『お子さんに一度来社していただきたいんですが』と伝えても、聞く耳を持ってもらえたことはほとんどありませんね」  このようなケースは仕方がないので内定式まで籍を置いておき、そこで出社しなかったら内定取り消しという判断にしているそうだ。 「内定式や入社前の事前説明会に同席しようとする親もいます。我が子のことを心配する気持ちはすごく分かるのですが、弊社では同席をお断りしています」  中には、同席できない旨を伝えると、ヒステリックになって怒る親もいるそうだ。理解を得ようと説得しても埒が明かないことも。 「そんなに気になるなら、あとで子供から話を聞けばいいと思うんですけどねぇ」。このようなことに、住田さんや他の人事部の仲間たちは常に手を焼いている。
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