カーライフ

シトロエンというクルマは古いほどエライ…理解不能なクルマ変態の狂気

永福:世界の潮流は、もはやSUVがスタンダード。こういう努力でシトロエンが生き残ってくれている。しかも原点回帰で乗り心地をフワフワにしようとしてるのは、ファンとしては涙が出る思いだよ!
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DS3

担当K:確かに、清水さんが今乗ってるDS3は、シトロエンなのに、足がガチガチにかたいですもんね。 永福:ビックリするほどガチガチで、シトロエンらしさなんか皆無だよ。デザインがいいから、思わず買っちゃったけど……。
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C5

担当K:僕のC5は乗り心地最高ですけど、信号待ちで昔のシトロエンと並ぶと、すごい敗北感に襲われるんです。フツーの壊れないシトロエンに乗っていてスイマセンって……。 永福:それはオレもずっとあった。エグザンティアはものすごく気に入ってて、生涯最長の7年半も乗ったけど、エンジン止めてもシャコタンにならないハイドロだったから。もっと昔のハイドロは、エンジン止めると車高が5cmくらいまでベタベタに下がって、犬がおすわりしてるみたいになるからねえ……。 担当K:シトロエンは古ければ古いほどエライ感じがします! 永福:そうだね~。一番エライのは元祖DSと、マセラティエンジンを積んだSMで、その次がボビンメーターの前期型CXじゃないか? 担当K:2CVは? 永福:それはハイドロじゃないから、番外の殿堂入りだろうなあ。 担当K:こんな話を読まされても、読者はチンプンカンプンですよ。 永福:だよね……。
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クルマ変態の一角に食い込みたい人や、巷にあふれるドイツ車じゃないSUVを望んでいる人は、薄味シトロエンですが、安心して変態の世界に踏み込めるC5エアクロスはいかがでしょうか?

【結論!】 シトロエンはカーマニア界でも、もっともディープでマニアックな分野。知れば知るほど古いシトロエンに乗りたくなるという、大変珍しいメーカーなのでありました。あ~CXが欲しいなあ……。
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
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