シトロエンというクルマは古いほどエライ…理解不能なクルマ変態の狂気
永福:世界の潮流は、もはやSUVがスタンダード。こういう努力でシトロエンが生き残ってくれている。しかも原点回帰で乗り心地をフワフワにしようとしてるのは、ファンとしては涙が出る思いだよ!
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
担当K:確かに、清水さんが今乗ってるDS3は、シトロエンなのに、足がガチガチにかたいですもんね。
永福:ビックリするほどガチガチで、シトロエンらしさなんか皆無だよ。デザインがいいから、思わず買っちゃったけど……。
担当K:僕のC5は乗り心地最高ですけど、信号待ちで昔のシトロエンと並ぶと、すごい敗北感に襲われるんです。フツーの壊れないシトロエンに乗っていてスイマセンって……。
永福:それはオレもずっとあった。エグザンティアはものすごく気に入ってて、生涯最長の7年半も乗ったけど、エンジン止めてもシャコタンにならないハイドロだったから。もっと昔のハイドロは、エンジン止めると車高が5cmくらいまでベタベタに下がって、犬がおすわりしてるみたいになるからねえ……。
担当K:シトロエンは古ければ古いほどエライ感じがします!
永福:そうだね~。一番エライのは元祖DSと、マセラティエンジンを積んだSMで、その次がボビンメーターの前期型CXじゃないか?
担当K:2CVは?
永福:それはハイドロじゃないから、番外の殿堂入りだろうなあ。
担当K:こんな話を読まされても、読者はチンプンカンプンですよ。
永福:だよね……。
【結論!】
シトロエンはカーマニア界でも、もっともディープでマニアックな分野。知れば知るほど古いシトロエンに乗りたくなるという、大変珍しいメーカーなのでありました。あ~CXが欲しいなあ……。1
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