更新日:2020年05月23日 23:48
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無敗馬デアリングタクトに死角はある?オークス注目馬を競馬の達人が徹底解説

――続いては、セオリーや型を用いた見解と競馬論でおなじみの本島修司氏。本島氏は例年注目の忘れな草賞組ではなく王道の桜花賞組に注目している。
本島氏

本島修司氏

今年は桜花賞組を評価

~競馬論でおなじみ・本島修司氏~ <注目本命馬> 2番クラヴァシュドール <オススメ対抗馬> 4番デアリングタクト <注目穴馬> 10番ミヤマザクラ  オークスで強いタイプとパターンは、次の2つのような馬たちだ。 ●王道を歩んできた桜花賞組、特に桜花賞で良い末脚を見せた馬が強い (ソウルスターリング、シンハライト、ヌーヴォレコルト) ●忘れな草賞圧勝馬が、王道路線の桜花賞組み相手に一発を放つことがある (ラヴズオンリーユー、ミッキークイーン、エリンコート)  何年かに一度はオークス馬を出す、注目の「忘れな草賞馬」だが、今年はゴールドシップ産駒のウインマイティーが勝った。これは「新星」と言えるかもしれないが、父親と同様で道悪が上手そうだ。そのぶん、速い馬場になるとどうか。東京芝2400mは馬場が硬く、雨が降らなければ速い時計が出やすい。向いている舞台ではないかもしれない。そう見ると、今年も王道を歩んできた桜花賞組が有利になりそうだ。  無敗の桜花賞馬デアリングタクト。不利もあって4着だったクラヴァシュドール。東京コースの重賞を勝っているミヤマザクラ。シンザン記念を勝っているサンクテュエール 。このあたりが有力候補となるだろう。  血統的には、それぞれ順に、エピファネイア産駒、ハーツクライ産駒、ディープインパクト産駒が2頭となる。人気になるのは、無敗の桜花賞馬となったデアリングタクトだろう。これまでの3戦で見せた強烈な末脚はどれも圧巻だ。ただ、エピファネイア産駒はこの世代が一期生ということもあり、適性舞台など、現時点では未知な面もある。東京芝2400mという舞台で、硬い馬場と上手くフィットするかどうかはまだわからない。  桜花賞4着のクラヴァシュドールと、桜花賞5着のミヤマザクラ、桜花賞6着馬のサンクテュエール。この3頭の中に、無敗の女王に対して、桜花賞の時以上に食い下がれる馬がいるかもしれない。中でもハーツクライ産駒の成長力は侮れないものがある。注目したい。 ――最後に、元競馬エイトトラックマンで現在は競馬伝道師として『元敏腕競馬TMの期待値マシマシ話』連載も好評な鈴木ショータ氏。なんと注目点は「デビュー戦」?!
鈴木ショータ

鈴木ショータ氏

1000~1200mデビュー馬が激穴!

~競馬伝道師・鈴木ショータ氏~ <注目本命馬> 12番マジックキャッスル <オススメ対抗馬> 4番デアリングタクト <注目穴馬> 11番リリーピュアハート 「2400mの長距離レースなのに、なぜに1200mデビュー馬を狙う!?」そう疑った方は多いでしょう。過去の大穴馬の傾向として、短距離戦(1000~1200m)でデビューした馬が非常に多いのです。少し前からさかのぼると……  クリロータリー10人気2着、タレンティドガール11人気3着、ヤンゲストシチー11人気3着、コスモドリーム10人気1着、マルシゲアトラス11人気2着、ライトカラー10人気1着、ナナヨーウイング13人気2着、チャペルコンサート12人気2着、チューニー13人気2着と二桁人気の激走が多いです。  最近は出走数も減ってきていますが、ラブカーナ8人気3着、エフティマイア13人気2着、エリンコート7人気1着と、やっぱり穴をあけるなら短距離戦デビュー馬なのです。  なぜこのような因果関係があるかというと、オークスは「折り合い力」が問われるため。ほとんどの馬にとってオークスの2400mは初めての距離。そこで重要なのはスタミナをロスせず走れる「折り合い力」になります。短距離戦でデビューした馬は、クラシックを意識するにつれて、距離を延ばしてオークスに駒を進めてきます。そこで訓練を積んできた「折り合い力」が、2400mの距離でも生きると予想します。  今年、唯一該当するのが芝1200mの新馬戦を勝ったマジックキャッスル。2戦目には1600mのレースを使い2着。その時の1.3着馬は、その後GⅠでも好走するマルターズディオサ、ギルデッドミラーでした。2頭はともに、前走でも1600mを使っていたぶん、当馬よりも有利なローテーションで出走していただけに、能力は互角以上でしょう。  デアリングタクトはウオッカ級の器で、ここも鉄板。エルフィンSは1.33.7というウオッカのタイムを0.1秒更新し、史上最速タイム。それも上がり34.0という点まで全く同じです。それも前半4F46.3という過去最速のハイペースでも、脚をためて爆発させたことから、ウオッカ以上の可能性すら感じます。  400m以上の距離延長で連対経験のあるのがホウオウピースフルとリリーピュアハート。特に後者は、距離延長のローテーションでは2戦2勝と底を見せておらず、「折り合い力」の問われるオークスでは穴馬として推奨したい。 【TARO氏】 競馬予想ブログとしては屈指の人気を誇る『TAROの競馬』を主宰する気鋭の競馬予想家。最新の著書に『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(扶桑社)が発売中。 ※最終的な結論はブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定。 【本島修司氏】  作家、エッセイスト。喫茶店を舞台にしたエッセイや、競馬論を中心に執筆。中でも競馬論は、’08年に「馬単位」という概念を提唱。セオリーや型を用いた見解と、予想売りにならない姿勢が多くのファンから支持されている。近刊に『正当化競馬に勝つ方法』、小林弘明氏との共著『日本競馬頂上分析』(秀和システム)。『自分だけの「ポジション」の築き方』(WAVE出版)など。 ※最終見解は、本島オフィス公式noteにて公開予定。 【鈴木ショータ氏】 元「競馬エイト」トラックマン(栗東担当)。学生時代には中央、地方を全場渡り歩き、フランス、香港、ドバイまで駆け回っていた、根っからの現地観戦好き。『競馬伝道師』として週刊大衆やモンドTV「競馬バトルロイヤル」などでも活躍している。 ※『鈴木ショータのPDF新聞』をコンビニプリントやネットで販売中
SPA!が運営する日刊SPA!内のギャンブル情報サイト「勝SPA!(かちすぱ)」の取材班。Twitter(@kspa_official
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競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書

上手いか下手かは関係無い。馬券に利用出来るかどうかだ!
競馬サークルの外にいる者だけが出来る忖度無しの騎手評価!!



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