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テレビやSNSで話題沸騰。「気持ち悪いのに中毒性がある」と言われる「挫・人間」の正体とは

さえないヤツに、一番やりたくないのが回ってくる

――下川さんのコラムもすごく面白いですね。ヤンキーにB-BOYの店に連れていかれて、芸人の「ですよ。さんのようにされてしまったと」いうエピソードとか。 下川:店ではダイヤモンドがちりばめられたようなTシャツを出されて……。8000円もしたんですが、店員さんに「これカッコいいよ、買いな買いな!」って言われて断れなくて。後日テレビで「ですよ。」さんを見た時に「どこかで見たことある……これ僕だ!」って驚きました。Tシャツは今、ばあちゃんが着ています。 夏目:やたらとヤンキーとからむエピソードが多いね。 下川:中学時代はヤンキーに「キモ川、やっといてよ」ってよくトイレ掃除をさせられていましたね。そしたら「お前いつもトイレにいるな」って言われて。 アベ:さえないヤツに、一番やりたくないのが回ってくるんだよね。 下川:トイレの神様は僕のこと大好きだと思いますよ。黒板を拭いて黒板消しをパタパタするのは、掃除としてすごく「絵になる」じゃないですか。トイレの床をブラシでこすっていると、将来が不安になってくる。ずっとこういう人生なのかな……って。僕、今でも震えるんだよね、サンポールの缶を見ると。「学校」といって思い浮かぶのは「夕暮れのグラウンド」とかでしょ。僕の場合は「ちょっと減ってきたサンポール」。 ※5/26発売の週刊SPA!のインタビュー連載『エッジな人々』から一部抜粋したものです 【The・Ningen】 ’08年、熊本県にて結成。何度かのメンバー交代を経て、現在のメンバーは下川リヲ(Vo&G)、夏目創太(G)、アベマコト(Ba)の3人。ロックだけにとらわれず、ラップ、パンク、ポップス、メタルなどさまざまな要素を織り交ぜた音楽性が話題に 取材・文/櫻井れき 撮影/鈴木大喜
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週刊SPA!6/2号(5/26発売)

表紙の人/ 堀田 茜

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