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テレビやSNSで話題沸騰。「気持ち悪いのに中毒性がある」と言われる「挫・人間」の正体とは

「気持ち悪いのに、中毒性がある」各界の目利きからそう称され注目を集める3ピースロックバンド、挫・人間。 挫・人間 ボーカルの下川リヲ氏が過ごした“みじめな中学時代”に生まれた「怒り」や「卑屈」をストレートに表現した歌詞は若者たちの共感を呼び、テレビやSNSでもジワジワと話題だ。そんな精力的な活動を続けている挫・人間に話を聞いた。

雑魚でもいい、キモくてもいい。ぼくらにとってはこれがありのままだから

――「OKAMOTO’S」のハマ・オカモトさんがツイートしたように、ファンの間でも挫・人間は「気持ち悪い」がある種の“褒め言葉”として定着していますが……。 下川リヲ(以下、下川):幼少期からずっとキモいと言われ続けてきました。バンドを始めるまでは、それなりに傷ついていましたよ。 夏目創太(以下、夏目):『ソモサン・セッパ』のPVでは、キモデブ時代の下川が見られます。あれは卒アル? 下川:そう。小学校のものが流出しちゃいまして……。中学校はあの太ったままで大きくなる感じ。 アベマコト(以下、アベ):パンチありすぎるでしょ、あれは。「下川最強伝説」にも「ついたアダ名はキモ川諒」ってあるし……。 ――歌詞の中に、みじめなエピソードが出てくる曲が多い印象です。 下川:僕は熊本の中高一貫の進学校に通っていまして。そこに唯一、親友と呼べた友達がいたんですね。そいつも僕と同じ“雑魚キャラ”で……。ある日、机が教室を囲う形に移動されていて、その真ん中に親友がポツンと立っていたんですよ。「どうしたの?」と聞いたら、周りからヤンキーが出てきて「おまえら、闘えよ」って。 夏目:古代ローマのコロッセオで、奴隷たちを闘わせるやつみたいな。 アベ:当然「親友と闘うわけないだろ!」って言ったでしょ? 下川:ヤンキーにそう言おうと思った瞬間、チラッと親友のほうを見たら……。「シュッシュッ!」ってシャドーボクシングしているの。 夏目・アベ:やる気だ(笑)。 下川:闘いましたよ。でもしょせんふたりとも弱いんですよね。 夏目:子どものケンカのように、ポコポコポコッて。 下川:その後、河原でお互いに「痛かったよね、ごめんね」って。ちなみにその帰り道に別のヤンキーからカツアゲされました。ヤンキーたちも面白かったと思うんだよね。僕も弱いヤツらが必死に闘うのを見たいもん。
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さえないヤツに、一番やりたくないのが回ってくる
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