最近の軽自動車でカーマニア清水草一が一番いいと思う1台は?
多少速度を上げると、SUVの車高の高さと軽自動車のタイヤの細さから、少しばかり安定感が足りない感じになるが、実用上は問題ない。これなら高速道路の追越車線を戦車のごとく堂々と走れるはずである。ノンターボモデルだと、多少の非力感はあろうが、それだって日本中どこを走っても、「遅い!」と思うことはあんまりないはずだ。
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
もちろん室内も広い。ジムニーは3ドアなので多少不便なこともあるが、タフトは5ドアなので、ムーヴあたりと実用性はほとんど同じ。着座位置が高いぶん、見晴らしもいいし、なにしろボディが真四角だから、角の見切りがすさまじくイイ。これならどんなヘタクソでもラクに車庫入れできようて。
いまや軽自動車でも自動ブレーキは常識だが、タフトも当然標準装備。ターボならACC(前車追従型クルーズコントロール)やレーンキープ機能も標準で付く。
「ところで、いま注文すると、納車まで時間がかかるんでしょうねえ」と聞くと、「いえ、そうでもありません。今すぐご注文いただければ、お盆明けくらいにはなんとかできると思います」とのことだった。さすがに新型コロナの影響大のようである。
試乗したFFのGターボで見積りを取ってもらったところ、値引きは3万円。最上級のナビを付けて、諸経費込みで200万円強。今どきの軽はこれくらいがフツーなので納得です。
取材・文/清水草一1
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