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コロナ下で飲み屋は?京王・聖蹟桜ヶ丘を歩いてみた<清野とおる ×パリッコ>

 そういえば、Kの街で最初に入った小さな居酒屋で店のおすすめだという餃子を注文したところ、こだわりの強そうな店主が皮や餡をその場で作り始めた。その完全自家製の餃子が我々のもとに届いたのは、約40分後。しかも、食べてみたところ、ものすご~く普通の味だったということがあった。 「あれも辛い時間でしたねー」なんて思い出話をしていたら、その単語がちらりと耳に入ったのか、「餃子食べたいの? 焼こうか?」と大将。一瞬トラウマがよみがえりそうになるも、この店、この大将にならばゆだねてしまって間違いないだろう。「お願いします!」と注文すると……。
聖蹟桜ヶ丘

「単なる冷凍餃子だけどね」と、一瞬で出てきた

 こいつの、香ばしくてジューシーで、うまいこと! そうそう、こういうのでいいんだよな。と、ここでまた涙が出そうになったし、Kのトラウマは完全に消えた気がした。  ちなみに、我々がこの店に入るきっかけになったあの小屋。大将や常連さんに聞いた話を要約すると、「隣の『春月』という居酒屋を切り盛りするママの旦那さんが、気が向いたときだけ焼鳥を焼く場所」なんだそう。
聖蹟桜ヶ丘

帰りにもう一度前を通ってみると、明かりがついている!

 とはいえドアは開かず、営業が始まりそうな気配もない。まぁ、この街にはまた普通に飲みに来たいし、焦らずゆっくりと、謎を解き明かしていくことにしよう。  暗くなりはじめた聖蹟桜ヶ丘の街で、再び徘徊を始める。
聖蹟桜ヶ丘

どこからでも横断できる雄大な白線を大胆に横断する清野氏

 赤信号で停車中のドライバーのトラウマになっていないか心配だ。
聖蹟桜ヶ丘

雰囲気のいい公園を見つけ、思う存分距離をとって缶チューハイを飲んだり

 そんなこんなで、できる限りのコロナ対策をしつつも愉快な夜は、このあともさらに続くのであった――。 <文/パリッコ イラスト/清野とおる>
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