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原作者逮捕で『アクタージュ』が打ち切り。『たけし』『るろ剣』は復活したけど…

『るろうに剣心』は正当続編シリーズがジャンプSQ.で連載開始直後に書類送検

 島袋氏と同様に、ジャンプ人気作家の和月伸宏氏も2017年11月に児童ポルノ禁止法の罪に問われ、書類送検されている。  和月氏は1994年~1999年にかけて週刊少年ジャンプにて、コミックス累計発行部数6000万部を超える大ヒット作『るろうに剣心』を連載。同作はアニメ、ゲーム、ミュージカルなど様々なメディアミックスで展開されており、2012年と2014年には佐藤健主演で実写映画化されており、2021年のゴールデンウィークには実写映画の最終章2作の公開も控えている。  そんな『るろうに剣心』は、2017年9月から原作の続編『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-』の連載がジャンプSQ.で18年ぶりにスタートし、ファンの間で大きな話題に。しかしそんな折に、連載開始からわずか2か月後の同年11月、18歳未満の少女が出演している児童ポルノ動画を所持していたとして、和月氏が児童ポルノ禁止法違反(単純所持)容疑で書類送検されてしまったのだ。

『たけし』の島袋氏は“逮捕”、『るろ剣』の和月氏は“書類送検”、その違いは…

 話は少し逸れるが、実は島袋氏も和月氏も、抵触した法律の正式名称は同じである。法律名は「児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律」というものだが、島袋氏は「第四条」の条項に記載のある児童買春に抵触し、和月氏は「第七条2項」の項目に記載のある児童ポルノ単純所持に抵触した。  島袋氏は“逮捕”、和月氏は“書類送検”という処分になったわけだが、こういった差からなのかジャンプSQ.の発行元・集英社は、『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-』に対して「連載終了」という形ではなく、休載という形にしたのではないだろうか。  前述の『たけし』打ち切りの経緯もあり、『るろうに剣心』も連載終了かと心配されていたが、休載という処遇にほっとしたファンも多かったはず。そして『るろうに剣心』は2018年6月から連載再開を果たし、現在も連載中である。
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『アクタージュ』の連載再開はある?
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