原作者逮捕で『アクタージュ』が打ち切り。『たけし』『るろ剣』は復活したけど…
原作者が強制わいせつ容疑で逮捕された『アクタージュ』、連載再開はある?
チャンスを掴む様を何度も見ています。人生の転機はどこに転がってるか分からないし、世間で言われてるほど夢は叶わないものではないです。舞台アクタージュが、誰かの人生の転機になり、またその相乗効果で素晴らしい舞台を生んでくれることを願ってます。
— マツキタツヤ (@machi8mura) June 1, 2020
以上の2例を鑑みると、『アクタージュ』原作者の松木容疑者は強制わいせつ容疑で“逮捕”のため、連載終了は致し方なかったのかもしれない。だが島袋氏の『たけし』は打ち切り後に復活を果たしている。では松木容疑者が罪を償った後に『アクタージュ』の連載再開はありえるのだろうか? ジャンプ編集部は公式サイトで「編集部ではこの事態を非常に重く受けとめて、(中略)『アクタージュ』の連載をこのまま継続することはできないと判断いたしました。編集部としても非常に残念でなりません。しかしながら、事件の内容と、『週刊少年ジャンプ』の社会的責任の大きさを深刻に受け止め、このような決断に至りました」と発表している。 傷ついた被害者がいる以上、漫画を掲載している雑誌も「社会的責任の大きさ」を連帯することは仕方がないことだろう。ただ、『アクタージュ』を毎週楽しみに読んでいた熱心なファンたちは、心のどこかで復活の期待を捨てられないのではないだろうか。 週刊少年ジャンプ36・37合併号に掲載された『アクタージュ』最終話は、当然中途半端な内容で終わっており、読後は妙な寂寥感に包まれる。島袋氏や和月氏が漫画家として完全復活を果たしている今、松木容疑者も罪を償い更生することができれば、いつか『アクタージュ』が連載再開する日も訪れるかもしれない。<文/二階堂銀河(A4studio)>
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