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原作者逮捕で『アクタージュ』が打ち切り。『たけし』『るろ剣』は復活したけど…

 週刊少年ジャンプ連載の人気漫画『アクタージュ act-age』原作者の松木達哉(ペンネーム・マツキタツヤ)容疑者が、8月8日に強制わいせつ容疑で逮捕され、漫画ファンに衝撃が走った。
『アクタージュ』

『アクタージュ』第1巻の書影(画像は、Amazonより)

 『アクタージュ』は8月11日発売の週刊少年ジャンプ36・37合併号の掲載を最後に、連載終了(打ち切り)の憂き目に……。  2018年8号から連載を開始した『アクタージュ』(既刊12巻)は、少年漫画としては珍しい女優の女子高生が主人公で、「芝居」「役者」という題材を扱いながらもコミックス累計発行部数300万部を記録する人気連載作となっていた。2022年には『アクタージュ act-age ~銀河鉄道の夜~』として舞台化の発表もされており、そのヒロイン役オーディション企画の真っ只中でもあったのである。だが残念ながら同舞台も連載打ち切りの余波で中止が発表された。  過去には、同じく性犯罪によって逮捕・書類送検され、惜しくも連載終了・当面の休載を余儀なくされたジャンプ作家が何人かいる。しかし、その作家たちは、執行猶予や罰金刑を終えたあとに見事復活を果たし、連載を再開していた。罪状は異なるが、原作者・松木容疑者が罪を償ったあとに、『アクタージュ』が連載再開することは現実的に考えられるのだろうか。前述したジャンプ作家の事例から推察していく。

『世紀末リーダー伝たけし!』はジャンプ連載中に児童買春禁止法違反で作者逮捕

 週刊少年ジャンプに1997年から『世紀末リーダー伝たけし!』を連載していた島袋光年氏は、2002年8月、出会い系サイトを通じて知り合った当時16歳の女子高校生を買春したとして、児童買春禁止法違反で逮捕。この影響により連載が打ち切られたほか、予定されていた単行本の新刊発売は中止され、既刊も絶版となる事態に。  別の2人の女子高校生にも買春していたとして再逮捕された島袋氏は、同年10月に懲役2年・執行猶予4年の判決を受けたが、2004年にスーパージャンプで『RING』の連載を開始し、見事に連載作家として復帰。また、2005年には、『世紀末リーダー伝たけし!』のワイド版発売の報せとともに、スーパージャンプにて『完結編』と銘打たれた続編が連載再開を果たし、同年11月に無事完結した。前述のように通常版の単行本は絶版となっているが、現在はワイド版が最終巻(13巻)まで無事に刊行されている。
世紀末リーダー伝たけし!

児童買春禁止法違反で逮捕された島袋光年氏の代表作『世紀末リーダー伝たけし!』の書影(画像はAmazonより)

 しかも島袋氏は2008年からグルメバトル漫画『トリコ』の連載で、週刊少年ジャンプに帰還。同作は2016年まで長期連載され、テレビアニメ化、映画化もされるほどの大ヒット作となり、島袋氏の完全復活を印象付けたのであった。
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『るろうに剣心』作者は書類送検
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