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タクシードライバーは乗客のプライバシーをどう扱っている?

情報はなるべく最小限に

 残業が長引き、終電を逃してしまい仕方なくタクシーで帰らざるを得ないこともあるであろう。特に女性にとっては、見ず知らずの人に、これまた夜中に自宅まで送り届けてもらうとなれば心細いはずだ。そこに追い討ちをかけるように、不安な言葉を投げかけるドライバーがいるらしい。 「一人暮らしなの?」 「誰か家で待ってるの?」  など無神経さにも程がある。そういうドライバーがいるから、ムスッとする女性客が増えているのだ。このように気味が悪い経験をしたのであれば、タクシードライバーが何も悪気がなくとも余計に敏感になり不信感を抱くのも無理はない。  その不信感を少しでも解消するには、個人情報を最小限にすることだ。仮に送り先が自宅までの時は自分で道案内を出来ればそれでよいが、カーナビに自宅までの住所を入力してもらう際はすべての住所を告げない。つまり最後の番地やマンション名までは告げず、自宅から少し離れたコンビニなどで降ろしてもらうといい。自宅近くに有名な施設や病院があればそこを目的地にして、そこから道案内するのもよいだろう。何よりも自宅を特定されないことだ。  しかし、そこから自宅までの夜道は物騒である。その夜道が心配なら自宅までカーナビを入れてもらい、降りる時点でカーナビの履歴を削除してもらう。しかし、そのドライバーの記憶までは削除できないのが難点だ。  何よりも情報は最小限に。極力ドライバーと話さないこと、降りる際にドライバーに会社と名前を聞きプレッシャーをかけとくこと、「私はあなたを疑っていますよ」のオーラを出しとくといいだろう。

プライバシーとは何ぞや

 プライバシーや個人情報の取り組みをタクシー会社や協会に問い合わせても、「万全の対策はとっている」との回答しか得られないであろう。この問題は、何もタクシー業界だけではない。個人情報を扱う業種にとってはすべて同じである。  組織で決めても守るか守らないかは個人の裁量にかかっているのだ。結局は、乗客自分自身で個人情報を管理するしかない。  タクシードライバーからしてみれば、タクシー車内での暴言や強要、時には暴力などを振るう乗客にもプライバシー権や肖像権は存在するのか? そのような人物は実名などの個人情報をあげ社会的制裁を受けるべきだと思う。  プライバシーとはなんぞや? 今一度考える時でもあるように思う。
物流ライター。ライター業の傍らタクシードライバーとして東京23区内を走り回り、さまざまな人との出会いの中から、世の中の動向や世間のつぶやきなど情報収集し発信する。また、最大手宅配会社に長年宅配ドライバーとして勤務した経験とネットワークを活かし、大手経済誌のWEB版などで宅配関連の記事も執筆する。タクシー・宅配業界の現場視点から、「物」・「人」・「運ぶ」・「届ける」をそれぞれハード(荷物・人)だけではなく、ソフト(心と気持ち)の面を中心に記事を執筆中。ブログ「吾は巷のインタビュアー!」
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