そんな中で、少し切ない（？）「ドルチェ＆ガッバーナの～香水」の思い出を語ってくれたのは、大阪の熟女キャバクラに勤務するマリエさん（仮名・34歳）。 「23歳のときに付き合った年上の彼なんですが、バツイチで養育費を払わなくちゃいけなかったので、お金がなかったんです。でも、彼氏には格好良くいてほしかったし私は夜働いていたので、当時オープンした阪急メンズ館でお兄系の服やアクセを色々買ってあげていました。そのとき、一緒に買ってあげたのがドルガバの香水。流行っていたし、私が好きな香りだったんですよね。 　でも、カッコ良くなってきたらだんだん調子に乗ってきたのか遊ぶようになってきて、私があげた服を一式着てモバゲーの写真に登録してナンパしまくっていたのを発見してしまったんです。最初は普通にゲームしているだけだったのにやたらコソコソするようになったので怪しいと思い、彼の携帯のデータをSDカードに移行して私の携帯で見たら見事にクロ！ 　ムカついたのでドルガバの香水からアクセまで全部返してもらって質屋に持っていきました。香水は使いかけだったので売れなかったのですが、使うと彼のことを思い出してしまってムカつくので……。そのまま家に置いていたら、気づいたら蒸発していました……」 　ドルガバの香水1つでなかなか濃い思い出を語ってくれた熟女キャバ嬢達。彼女達のように瑛人の「香水」を聴いて昔のしょっぱい思い出が蘇った方も多いのではないだろうか……。＜取材・文／カワノアユミ＞東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』（イーストプレス）が発売中。X（旧Twitter）：＠ayumikawano