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クラファン175万円獲得のアイドル・森ふうか。神対応の極意は「ホテル時代に学んだ」

困ってるフリーランスや事務所問題で悩んでる子を救えるサークルを作りたい

 ライブイベントの物販が大きな資金源であるライブアイドル。2月以降のコロナ拡大でライブハウスの営業が難しくなったことは活動にも大きなマイナスであったが、まだ制限はあるものの少しずつ活動は再開中。森さんも9月21日には生誕ライブを開催し、11月15日に主催ライブ「森フェス」開催を発表するなど、少しずつアイドルとしての活動を拡大しつつある。 ――現在アイドルはなかなかライブは数多く出れない状況ですけど、森さんはそれ以外で収益はどういう形で得てるんですか? 森 撮影会に出たり、あと「talkport」というファンと1対1で喋れるアプリがあって、その話す枠を1分2千円で販売したりしてます。遠くにいて会えないファンの方とも近くに感じれますし、支援の意味も込めて楽しく喋っていただいてますね。 ――アイドルは新しいネットサービスを活用して、ファンとの繋がりをうまく継続できていますよね。 森 ネット以外でも、「ふうさんぽ」っていう私が事前に予告して公園とかをふらっとするイベントをやってて、これはアイドルライブ行きづらいなって人も私に会いに来てほしいなと思って始めたんです。遠目に見るだけでもいいし、近くで一緒に散歩してもいいし。利益は一切出ないですけど、対バンライブに出るよりも新規のお客さんが来てくれるし、ビラ配りみたいなもんですね(笑)。 ――利益を出すこともやりつつ、新規のファンを掴む無料イベントも平行してやってるんですね。 森 やっぱりアイドルはファンがいるってのがベースだと思いますし、ファンを増やし続けなきゃいけない。コロナでも生きていけてるのは、これまでのファンとの信頼関係のおかげだと思います。 ――「スーパーポジティブアイドル」を名乗ってる森さんですが、正直落ち込むときはないですか? 森 うーん、そうですねえ……。慣れないなと思うのは、SNSなんかの噂話なんかでファンの方が落ち込んだり、いなくなっちゃったりした時ですかね。ファンがいなくなったりする瞬間はいつでもイヤですね。一回一回気にしてたらダメだなって思いながらも、ファンに情があるんで悲しいですね。「あの人、最近来なくなったな」とか気づくと落ちこみます。それを引きずりすぎるのもよくないので、直さなきゃいけないと思ってるんですけど……重い女なんで(笑)。 ――ファン思いなのはいいことですけどね! では森さんのこの先の目標は? 森 いつかアイドルによるサークル活動をしたいと思っていて、私みたいなフリーランスで困ってる子とか、事務所問題で悩んでる子、いろんな子が集まって部活みたいに楽しめる場を作りたいんですね。これからアイドルになりたいけど、その子のやる気に合わせて事務所を紹介したり、いろんなお手伝いをする「森サークル」を作りたいです。 ――それってもう「アイドルのコンシェルジュ」ですよね。 森 そうかもしれない(笑)。 ――個人としては立ちたいステージとか、このテレビ番組に出たいとかないんですか?「武道館に立ちたい!」みたいな。 森 そういう具体的な目標はないんですよね、「武道館行って何するんだろ?」みたいな(笑)。それよりも長く続けて生活できるアイドルを目指して、ファンと一歩一歩進んでいけたらいいですね。その結果として「売れる」に繋がるんじゃないかと。見てる人は必ずいると思いますし。「ファンが堅実に安心して推せるアイドル」が目標です! (取材・文・撮影/大坪ケムタ)
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