夫から「9kg痩せないと離婚」を突きつけられた妻が離婚を決意するまで
夫婦生活を経て「離婚」の道を選ぶ男女がいる。それは日々の積み重ね。日常の何気ない一言が原因の場合も少なくない。
「お前、地球上の生物の中でいちばん醜い体型だね」
夫から言われたこの一言がきっかけで離婚したと話してくれた増田さん。
女性として、体型にかんしては悩みが尽きないものだ。ほんの少しの増減に一喜一憂してしまうところがある。
確かに彼女は細身ではないかもしれないが、男ウケしそうな体型。肌も綺麗で清潔感もある。彼女に“醜い”という表現はあてはまらないように思うが――。
「痩せてはいないけど、ものすごく太っているわけではないですよね(笑)。今、157cmで55kgとかかな? 大体のブランドのMサイズは着れます」
一体、どんな理由から「お前、地球上の生物の中でいちばん醜い体型だね」という発言が飛び出したのだろうか。
「元旦那がデブが嫌いだったんです。元カノはみんな40kg台で、よく『女で50kg超えてる人初めて見た』と言ってましたから。じゃあ、なんで私と結婚したんだよって話なんですけど。私の体型以外は好きで、居心地が良かったみたいで……。“いつか自分の理想通り痩せるだろう”と期待していたみたいです」
「離婚前にも1度、私の体重のことで大喧嘩したんです。ジムやエステも長続きしなくて、『痩せたい』と言いつつ、お酒を飲んだり、食事制限もしないでいたりしたら『もうまじでお前無理。再来月までに9kg痩せなかったら別れる』って言い出したんです」
その当時、増田さんは57kg。仕事関係の会食をこなしつつ、2か月で9kg落とすのはかなり難しいだろう。
「元旦那の『本気になれば絶対痩せられる』っていうのはわかるんですが、会食の時にあからさまに食べない・飲まないっていうのは相手に失礼なんじゃないかって。年配の方だと気にする方もいる。まだこの時は元旦那のことが好きだったので、表向きはダイエットを頑張ってる感じを出してました」
とはいえ、休みの日は積極的にジムやエステに通った。プライベートの誘いは極力断り、努力を続けていたという。
「でも、痩せなかったですね。2kg落ちたか落ちないか。私としてはこんなにしんどくてこれしか痩せないなら前のほうが幸福感は高かったんです」
日常的に容姿のことを旦那に突っ込まれていた彼女は、完全に自分に自信を失っていたという。
増田優子さん(35歳・仮名)は、旦那の“ある一言”がきっかけで離婚に至ったという。
離婚を決意した旦那の一言
「48kgにならないと離婚」と怒鳴られ…
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ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720
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