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貧困家庭出身の東大生が「バカと貧乏人こそ東大に入るべき」と断言する理由

貧乏人こそ東大に行くべき理由

 僕自身があまり裕福でない家庭出身だからこそよくわかるのですが、そういう環境にいると、大企業に勤めてバリバリ活躍している人だとか、官僚だとか、そういった人々と接する機会はほとんどありません。
布施川天馬

布施川天馬

 だからこそ、成功体験が身内、もしくは交友関係のなかに限られてしまい、次第に上を目指すという意識が薄れていくのではないかと考えています。「東大なんて」と敬遠される理由はここにあるのではないでしょうか。  そういう意味で東大進学には意味があるといえます。貧乏人だからこそ東大に行くべきであると僕が言い切る理由はここにあるのです。

弱者でも東大に行ける仕組みが必要不可欠

 現状では東大入試は「課金ゲーム」の要素が強いです。幼いころから教育投資と英才教育を受けてきた裕福な家庭の子息たちが入学し、次の世代の安定を得るという構造は非常に堅固なものになっています。  しかし、だからこそ、東大に入りさえすれば今の貧乏な境遇を全て吹き飛ばすことができるだけの「東大卒」と「東大に入って得た友人たち」という強力なカードを手に入れることができます。  自分の境遇に絶望している弱者であるからこそ、東大に入れるような仕組みが求められているのではないでしょうか。
1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。(Xアカウント:@Temma_Fusegawa

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