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看護師を困らせるモンスター患者たち。血圧測定中にセクハラも…

毎晩、こっそりと……

カップ麺 病院内でここまで堂々と暴食するのは大したものだが、こっそり盗み食いをする患者は決して珍しくない。厳しい食事制限が課せられていなければ、お菓子を少しつまむくらいは黙認してくれる看護師もいるようだが、さすがに看過できないケースもある。 「心筋梗塞で個室に入院していた40代の患者さんなんですが、部屋に持ち込んだ電気ケトルで毎晩こっそりカップ麺を作って食べていたんです。ある晩、巡回でその人の病室に入ると、病室で絶対に漂わないはずのとんこつラーメンの匂い(笑)。翌朝、問い詰めると白状して、ベッド脇のロッカーの中には大量のカップ麺のカラ容器がありました。おかげで担当看護師の私は婦長から怒られるし、ホント散々な目に遭いました……」(27歳・大学病院) 「虫垂炎(盲腸)だった30代前半の若い患者さんなんですけど、ベッドの上でビックマックとポテト、チキンナゲットを美味しそうに食べていました。見舞いに訪れた友達にマックの差し入れを頼んだそうで、ベッドの上で食べている姿を私に見られても『昨日はケンタッキーを買ってきてもらったんですけど、やっぱりマックも悪くないですね』って笑顔で言うんです。いやいやそういう問題じゃないからって注意しましたけど、本人はまったく悪いと思っていなかったみたいで。さすがに説明しなくてもそのくらい常識だと思うんですけどね」(33歳・県立病院)  これで病状が悪化しても自業自得だと思うが、監督責任が問われるのは病院側。1日も早く元気になって退院するためにも決められたルールは守るようにしてほしいものだ。<TEXT/トシタカマサ>
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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