新型コロナウイルスの感染拡大で落ち込んだイベント需要を喚起するための「Go Toイベントキャンペーン」が始まった。その第一弾に選ばれた「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン（USJ）」では、2020年11月4日～12月31日入場限定で公式サイトより通常の2割引きでチケットを購入することができる。 　関西在住の筆者も、さっそく行ってみることにした。 　対象チケットである「Go To USJ 1デイ・パス」は、平日は大人通常7800円→6240円、子ども通常5400円→4320円で購入できるというもの。10月30日の午前10時の発売開始だったので、昼過ぎに公式サイトにアクセスしてみると「ただいまサーバが混み合っているか、定期メンテナンス中です」と表示されてしまい、一向に繋がる様子がない。何度かWEBを更新してみてもページは変わらずで、チケット購入を求める人が殺到してサーバーダウンを起こしてしまったようだ。 　ツイッター上では、チケット購入できない人の「何度やってもつながらない」というコメントで溢れる中、「朝10時から3時間以上、更新を繰り返してやっと購入できた……」という者も。一旦、時間を置いて再度アクセスしてみるもページは変わらず。そんな状態が深夜まで続いたので一度は諦めかけていたものの、2日後に再度アクセスしてようやくチケットを購入することができたのだった。 　来園は対象入場期間初日の11月4日にした。キャンペーン初日なので多少の混雑を予想していたのだが、昼過ぎに到着してもパーク内は意外と空いていた。筆者は以前、最も混雑しているとも言われる夏休みと冬休みの時期に来たことがある。人気のアトラクションは2～3時間待ちで、待ち時間が少ないアトラクションでも50分ほど待った。 　しかし、この日の待ち時間をアプリで見てみると、期間限定の「STAND BY ME ドラえもん 2」のみが110分待ち。それ以外のほとんどのアトラクションは、25～30分待ちという短さだった。ちょうどランチのタイミングもあったのだが、皆が並んでいるのは別のところにあったようだ。 　今回、発売されたチケットには。パーク内のフードやグッズの購入に使える1500円分のクーポンが付いているのだ。クーポンはWEBチケットストアにて購入した際に発行される、QRコードまたは引換券で交換することができる。その交換所に長蛇の列ができていたのだ。交換所のスタッフに待ち時間を聞いてみると、なんと60分待ち。アトラクションよりも長い……。クーポン交換は後にして、まずは待ち時間の少ないアトラクションから乗ることにした。 　しかし、中には「ターミネーター」や「バックドラフト」など、屋内で密になりやすいアトラクションは休止しているものも。なお、USJでは国が公表した感染拡大予防ガイドラインに基づき、パーク内では常時マスク着用、入場時の検温、各アトラクションやショップ、レストラン内では手の消毒が設けられているそう。また、アトラクションに並んだりライブを見るときも、それぞれ印が貼られている場所に立たなければいけないなどのルールもあった。