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【本日12月18日発売】千原ジュニアの辞書風エッセイ『大J林』を特別公開!

―[大J林]―
【残念な〇〇】、【捨て左折】など、数々の造語を量産してきたお笑い界の鬼才・千原ジュニアによる辞書風エッセイ『大J林(だいじぇいりん)』が本日発売! 『週刊SPA!』誌上にて3年3か月を費やし編み出された「明日使いたくなる新語・造語」から220の語句を厳選した全632ページの大著だ。発売を記念して、本書の一部を特別公開! 大J林

『タトゥー山の金さん』

【たとぅーやまのきんさん】タトゥーがあるのに正義の味方とされる遠山の金さん。価値基準がグラグラであることの例え。その象徴  食後と言いますが、次も食べるわけですから食前でもあります。  いま日本は戦後にありますが、たまに北朝鮮が日本にミサイルを発射することもあり、いつ戦前になってもおかしくありません。  このようにどこを基準にするかによって、物事の捉え方は変わってきます。  同じように〝できちゃった結婚”という言葉がありますが、これは「子どもができてから結婚なんて恥ずかしい。順番が逆だろう」と、あまりいい意味で使われる言葉ではありません。  しかし結婚というシステムが法律的に明文化されたのは、ここ100年とか200年くらいのこと。人類の歴史で見れば、子孫繁栄のためまず子どもをつくることが先にあったはずです。  ですから〝できちゃった結婚”のほうが本来なら順序が正しく、〝結婚できちゃった”のほうこそ「子どももできてないのに、なに結婚してんねん」という話です。  また、新幹線の座席を倒した倒さないでいざこざが起こったと、たまに耳にします。  これは座席を起こしている状態が「基準」になっているために起こるトラブルだと思うのです。ですから、座席をすべて倒した状態をゼロ基準にすればいいわけで。  こうしておけば今まで、「席、倒していいですか?」「なんで倒すねん!」という殺伐とした車内だったのが、普通に座っていたい人だけが座席を起こす。  すると車内には「ありがとうございますー」の声しかありません。発想の転換というか、どこを基準に置くかでこの世も少しは明るくなると思うんです。

スポーツ選手のタトゥーはダメで金さんの入れ墨はOK?

 何年か前、山本KID選手と魔裟斗選手の試合が組まれました。しかしKID選手は全身にタトゥーが入っているため、長袖を着せられたのです。格闘家が長袖を着て試合を行うというのは、相当ストレスがかかったはず。なぜそんなことになったかというと、ゴールデンタイムで流れるため、「いろんな年齢層の人が観るから」というテレビ局の自主規制なのでしょう。  誰とは言いませんが、芸人でもタトゥーがガンガン入ってるヤツもいます。しかしテレビでは映せないということで、みんなが脱ぐ企画なのにそいつだけ服を着てたりテーピングで隠したり。このようにこのご時世、タトゥーはいけないものとされています。  そんななか、今度『遠山の金さん』が3時間特番で放送されるそうです。遠山の金さんの場合、みんなドラマの終盤にタトゥーが出てくるのを正義の象徴として待ち構えているわけで。  スポーツ選手や芸能人はダメで【タトゥー山の金さん】の入れ墨はOKって、いったいどこを基準としているのでしょうか。  タトゥーが入ってるヤツはサウナ施設にも入れないのが通例です。僕はそういった人と一緒の風呂に入っても、一切嫌な気がしません。  タトゥーより、背中や腰に石鹼の泡をつけたまま湯船に入るヤツのほうがよっぽど不愉快です。あっちがよくて、こっちがダメ。本当に、基準がグラグラなんですよ。  どっちを信じればいいのか、【タトゥー山の金さん】の名裁きに期待したいですね。

千原ジュニア氏・直筆イラスト

<取材・文/大J林編集部>
―[大J林]―
<著者プロフィール>

’74年3月30日、京都府生まれ。15歳で実兄せいじと千原兄弟を結成。現在は『にけつッ‼』(読売テレビ)、『世界くらべてみたら』(TBS)、『千原ジュニアの座王』(関西テレビ)、『千原ジュニアのヘベレケ』(東海テレビ)、『千原ジュニアと九州で人気番組を創る番組』(九州朝日放送)、『ABEMAニュースショー』(ABEMA TV)など数多くの番組にレギュラー出演中。 YouTubeチャンネル『千原ジュニアYouTube』、『ジュニア小籔フットのYouTube』も配信中。『週刊SPA!』誌上では直筆4コマ漫画「囚囚囚囚」を連載中

大J林

『残念な〇〇』、『捨て左折』など数々の造語を生み出してきた奇才・千原ジュニアが放つ辞書風エッセイ



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