千原ジュニアの映画鑑賞時のこだわりのひとつ、「TOHOシフト」とは?
―[大J林]―
『鬼滅の刃』が社会現象になるなど、コロナ禍に苦しみながらも盛り上がりを見せた昨年の映画界。
映画の楽しみ方は近年多様化しているが、芸人・千原ジュニアも映画鑑賞の際には独自のこだわりを持つ男のひとりだ。本記事では12月18日に発売された千原ジュニアによる辞書風エッセイ『大J林』から彼独特のこだわりを持つようになった経緯を紹介する。

TOHOシフト
ジュニアが後輩に映画代だけは奢らない“ある理由”
さて僕は後輩と旅行に行ったら旅費から食代とすべて奢りますが、映画だけは割り勘にしています。
というのも奢ってしまうと鑑賞後、「先輩が『面白い』と言ったら、そっちに合わせなきゃ」という心情が生まれてしまい、これは健全じゃない。ディスカッションしていても楽しくありません。
このルールができたのは、忘れもしません。20年ほど前に『アモーレス・ペロス』というメキシコ映画があって。こんな話でした。
主人公は闘犬を飼っていて、それがめちゃくちゃ強い。
一方、辺りを仕切っているボスも闘犬を飼っていて、戦わせることに。すると主人公の闘犬が勝ち、ボスの闘犬を嚙み殺してしまった。怒ったボスは主人公の闘犬に銃を発射。それに怒った主人公はボスを刺し殺し、撃たれた自分の犬を後部座席に乗せ、病院に。
しかしボスの手下が追ってきたためカーチェイスになります。すると今度は、真ん前から来た赤いスポーツカーと正面衝突。それを目撃したのが、犬を10匹ほど連れた元大学教授。救急車が来て人間は病院に運ばれますが、主人公の犬は血まみれで後部座席のまま。それを見た元大学教授は連れ帰り、介抱します。
月日がたち、犬は元気になったのですが、口元が血で濡れています。「えっ!?」闘犬の性として、元大学教授の10匹の犬を嚙み殺してしまったのでした。
という映画を当時まだ芸人だった後輩の三浦誠己と観た後、
「三浦、どうやった?」
「……犬、要りますー?」
いや、犬の映画や!
その瞬間、「俺、こいつの映画代、払うの絶対イヤや!」と思って、そこから映画は割り勘にしてるんです。
あれから20年、そんな三浦が俳優として映画界にいるとは……(笑)。
―[大J林]―
<著者プロフィール>
’74年3月30日、京都府生まれ。15歳で実兄せいじと千原兄弟を結成。現在は『にけつッ‼』(読売テレビ)、『世界くらべてみたら』(TBS)、『千原ジュニアの座王』(関西テレビ)、『千原ジュニアのヘベレケ』(東海テレビ)、『千原ジュニアと九州で人気番組を創る番組』(九州朝日放送)、『ABEMAニュースショー』(ABEMA TV)など数多くの番組にレギュラー出演中。 YouTubeチャンネル『千原ジュニアYouTube』、『ジュニア小籔フットのYouTube』も配信中。『週刊SPA!』誌上では直筆4コマ漫画「囚囚囚囚」を連載中
この特集の前回記事
【関連キーワードから記事を探す】
この記者は、他にもこんな記事を書いています






