恋愛・結婚

離婚を語るとき、男は気持ちを言葉にできない。男女でちがう離婚の言い分

5. 男は離婚に意味を見出そうとする。女は「結婚は無意味だった」と封印する

 男性は自分の離婚を、なんとかして「名誉の傷跡」もしくは「勲章」に仕立て上げたいと願う。良しにつけ悪しにつけ、自分の離婚は自分の人生に重大な影響や意味があったのだ、と思い込もうとする。一方、女性は結婚生活全体に「無駄な遠回り」というレッテルを貼ることで、ことさら論じたくない過去として消化しようとする。いわゆる、「男は別フォルダ保存、女は上書き保存」というやつだ。 ――  以上、あくまで筆者の観測範囲内でのケーススタディーであることを、ご承知いただきたい。ちなみに、「一度結婚に失敗したから、次は失敗しない」と豪語しがちなのが男性で、「結婚に失敗した私は、結婚に向いていない」と決めつけがちなのが女性である。 <文:稲田豊史>
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