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空飛ぶクルマの実用化まであとわずか? 開発者が語る最新事情

空飛ぶクルマがシームレスな移動を可能にする

 ’18年、経済産業省と国土交通省が合同で「空の移動革命に向けた官民協議会」を開催し、「空の移動革命」に向けたロードマップを取りまとめた。同協議会の構成員として研究開発に邁進するスカイドライブは、空飛ぶクルマの商用化の道筋をどう描いているのか。 「いずれはエンターテインメント、観光、エアタクシー、救命救急などさまざまな場面で活躍するでしょう。道路が通っていない山の上だろうと、海の上だろうとも、空飛ぶクルマなら点から点への移動が可能になります。インターネットによって離島や山の上でも情報格差がなくなったように、空飛ぶクルマによって移動の格差がなくなって、すべてがつながる世界が待っていると思います」

注目の売り出し価格は……

 同社は、’23年の事業化を目指して開発を進めており、大きな飛躍のステップとして、’25年の大阪万博を大きな飛躍のステップとして位置づけている。内外からの注目が集まるこのビッグイベントで、湾岸エリアでの短距離飛行サービスを提供する予定だという。 「売り出し価格はおそらく3000万~4000万円ぐらいになるので、最初は『1回のフライトでいくら』といったかたちのサービスとして提供し、一般の方に体験してもらおうと思っています。現在の交通手段においては早くとも20~40分程度かかるものを、5~10分程度で到着できることを想定して、開発を進めているところです」  イーブイトールの市場規模は、’40年頃の世界では170兆円になるとも言われている。このマーケットを牽引する主要プレイヤーとして、同社にはさらなる成長を期待したい。<取材・文/松嶋千春>
様々なメディア媒体で活躍する編集プロダクション「清談社」所属の編集・ライター。商品検証企画から潜入取材まで幅広く手がける。
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