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小林誠司がトレードされない巨人のチーム事情。数字から読み解く

2軍までしかない他球団でも基本捕手7名以上

 そして2軍までしかない他球団(※3軍がリハビリ目的の広島を含む)を見ると、育成選手まで含めた捕手の人数は全球団7人以上となっている。つまり、1,2軍で3.5人以上の捕手がいる状態で編成されており、これ以上の捕手を獲得すると飽和状態になることを意味する。  小林が欲しいと思ってシーズン中に加入させても、捕手が余ってしまい、ファームで試合に出られない若手捕手が出てくるだけなのである。

小林残留は現有戦力で戦うという巨人の強い意志表明

 捕手が飽和してでも欲しいと考える他球団があるだろうか。選手数を見る限り厳しいと言わざるを得ないだろう。  昨年、巨人は育成捕手3選手に戦力外通告をして、育成ドラフトで捕手を3人指名して、9名を維持する判断をしている。3軍まで保有しながら捕手は数をギリギリで運用し続けているので、巨人フロントは「現在契約している捕手でシーズンを戦う」という強い意志を持っているといえよう。  つまり、このギリギリな捕手数編成はフロントからは小林誠司を戦力として見ていることを示している。だが、現場の判断が一致しておらず現在の状況になっている可能性は否定できない。その結果、飼い殺しのような状態に追い込まれているのだとしたら寂しい限りだ。小林からすれば現場の評価を取り戻し、1軍で強肩を披露するしか打開する道はなさそうである。 〈文/佐藤永記〉公営競技ライター・Youtuber。近鉄ファンとして全国の遠征観戦費用を稼ぐため、全ての公営競技から勝負レースを絞り込むギャンブラーになる。近鉄球団消滅後、シグナルRightの名前で2010年、全公営競技を解説する生主として話題となり、現在もツイキャスやYoutubeなどで配信活動を継続中。競輪情報サイト「競輪展開予想シート」運営。また、ギャンブラーの視点でプロ野球を数で分析するのが趣味。
Twitter:@signalright
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