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74歳でTikTokにハマった尾木ママ「私のコメント欄には炎上も悪口もないのよ」

ユーザー同士の情報交換の場としても機能

尾木ママ 教育現場で起きていることに対しても意見を伝える場として“視聴者”と“情報源”の両方が満たせる存在であるTikTokは、いまの尾木ママにとって重要なツールになっているそう。 「コメント欄を見るだけで全国の教育現場の情報がつかめるんですよ。コロナ禍で修学旅行やさまざまな行事が中止や延期になっていますねと投げかけると、それに対しては『うちの息子の学校ではこうでした』『私の学校は県内でやりました』などとすぐコメントが集まります。  そのコメントを見て、情報を調べて『こういう方法を取っている学校もありますよ』と再度投稿すると、さらに他の地域の生徒さんや親御さん、教員の方が見てくれて『参考になりました!』『うちの学校も真似します!』とコメントが入る。  コメント欄の中でユーザー同士が情報交換をしたり、勝手に意見交換をしたりしている。尾木ママの掲示板はデータベースにもなるし、知恵袋にもなるんですよ(笑)」

現場感覚を毎日、アップデートできる

「ほかにはブラック校則の問題に対しても全国のいろんな学校の事例が集まってきます。コメント欄を見ると本当にひどいものが多いんですよ。たとえば、トイレに行くと欠席扱いにする学校があったり、いまだにツーブロック禁止の学校があったり。ツーブロック、かわいいのにね(笑)」  このように現場の声を365日集めていると、テレビで取材された際に「尾木ママは最先端の情報をなぜ知っているんですか?」と質問されることも多いのだそうです。 「それはTikTokで発信して、コメントを見ているからですよ。今の子どもたちや若者たち、そして保護者のリアルな声を知ることで現場感覚を毎日、アップデートできるから」
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なぜTikTokが受け入れられているのか?
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