お金

PayPay証券社長に聞く、スマホ証券で賢く貯蓄するコツ

目先の利益にとらわれず、少額投資からコツコツと

内山昌秋 また、数ある投資のテクニックの中でも初心者が始めやすいのが「ドルコスト平均法」だそうだ。 「相場が動くことによって起きる価格変動のリスクヘッジをするために、定時・定額で投資を行う『ドルコスト平均法』で資産運用していくといいかもしれません。例えば毎日1000円を積み立てていけば、1ヶ月で3万円。1年で36万を積み立てることになるわけで、中長期的な期間で考えると総じてプラスになりやすい手法として知られています。  リターンが大きそうな新規性の高い金融商品や投資話につい耳を傾けたくなるのもわかりますが(笑)、手堅く始めるのが投資の鉄則だと思います」  目先の利益にとらわれず、しっかりと計画立てて資産形成をしていきたいものだ。

コロナ禍で先を見通すのが難しい世の中だからこそ…

 最後に、スマホ証券を使って少額投資を始める人に向けて内山氏にメッセージを聞いた。 「コロナ禍では、特に若い世代の方が資産運用に興味を持ち始めていると感じています。先を見通すのが難しい世の中だからこそ、リスクを大きくとるようなやり方ではなく、少ない投資金額で将来に向けた資産形成を始めるようにしましょう。  金額の多寡が重要なのではなく、投資をすることで社会と繋がり、お金を積立するという感覚を養うことが大切。『ピンチの中にチャンスあり』とも言いますが、日頃のライフスタイルの中で使うお金に色をつけ、ぜひ投資にチャレンジしてみてください」 <取材・文・撮影/古田島大介>
1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている
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