ライフ

“寺サウナ”を始めた住職の思い「宇宙と繋がる感覚を」

―[最高のサウナ]―
東京の温泉施設は若い客で溢れ、“空前のサウナブーム”といわれている。ブームをさらに加速させるかのごとく、新しいサウナも続々誕生している。

なぜ[寺×サウナ]なのか?

最高のサウナ

真言宗智山派 岩本寺

【画像をすべて見る】⇒画像をタップすると次の画像が見られます   およそ1300年の歴史を誇るここは、高知県の四万十町にある岩本寺。「寺内の神聖な空気感を肌で知ってほしい」と話す住職の窪博正氏は、昨年11月に寺院内にある宿坊の2階デッキに湿式のサウナ小屋を設置した。 「岩本寺は空が近いと評判。水風呂はありませんが、座禅と同じで、サウナ室で煩悩と向き合った後、デッキの椅子で風に当たってクールダウン。そのまま静寂に包まれながら天空を見上げれば、大日如来様、すなわち宇宙と繋がる感覚を味わえるかもしれません」 最高のサウナ最高のサウナ

サウナの歴史は古い

 岩本寺同様、寺社でテントサウナや、サウナと座禅・瞑想を組み合わせたイベントが開かれるなど、“寺サウナ”がニューウェーブの兆しを見せている。だが、そもそもサウナの歴史は古い。光明皇后によって、約1300年前に建立された奈良県奈良市にある法華寺。そこには日本最古といわれる「浴室」、今でいう蒸し風呂が残されている。
次のページ
仏閣とサウナの親和性
1
2

●真言宗智山派 岩本寺
一泊2食7300円、素泊まり4300円。水風呂はなく、宿泊者のみサウナを利用可。サウナストーンは寺の屋根の瓦を使用している。高知県高岡郡四万十町茂串町3-13
https://at40010.jp

ベストサウナ

アナタだけの“ベストサウナ”は、本書を読めば見つかるはず

おすすめ記事
ハッシュタグ