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タピオカブーム火付け役の今。「フルーツティー」戦線が激化中

大手企業も参入する「フルーツティー」が次なるトレンド

果肉茶スイカ

春水堂が7月26日より発売した期間限定の「果肉茶スイカ」

 タピオカブームがひと段落し、お茶市場の裾野が広がっているなか、タピオカミルクティーの次に注目が集まっているのが「フルーツティー」だそうだ。 「今年はミスタードーナツやローソン、大手飲料メーカーなど多くの企業がフルーツティーの商品を出しています。まさにフルーツティー戦線が繰り広げられている状況で、今後さらに競争が加熱する見込みです。  春水堂も国産の旬な生フルーツを使用したフルーツティーを展開していて、第一弾は『果肉茶メロン』を、第二弾は『果肉茶スイカ』を発売することで、フルーツティーの魅力や可能性を広げていきたいと思っています」  Instagramでハッシュタグ「#フルーツティー」を検索してみると、約11.5万件の投稿が見受けられる。一方で「#タピオカミルクティー」が約48万件、「#タピオカ」が約246万件なので、まだブームとは言えないまでも、関心が高まりつつあることは確かだ。  なぜフルーツティーに熱い視線が注がれているのかといえば、「お茶はシーズンに関係なく飲まれるもので、一過性の流行で終わらないから」だと木川さんは言う。 「レモネードやバナナジュース、フルーツビネガーなども人気が高まっていますが、やはりお茶との一番の違いは『オールシーズン対応できて、普段から飲むものかどうか』だと考えています。お茶は水と同様に日常的に飲むものである一方、先に挙げたドリンクは、よほど好きな人は別ですが、まだシーズンを通して飲むものにはなっていないのではと思います。それゆえ、お茶が老若男女問わずに親しまれていて、日本の四季に合わせた商品を提案できるのも、フルーツティーに代表されるアレンジティーの発展性が見出せている理由になっています」

お茶をベースにしたビールやカクテルも…お茶市場のさらなる発展を目指す

 “ポスト・タピオカ”の存在として、今後のフルーツティーの行方が気になるところだ。最後に木川さんへお茶市場の将来性や抱負について伺った。 「アフターコロナを見据えて『お茶カフェ』というインフラを作っていきたいと考えています。お茶って、コーヒーの発展と同じ系譜をたどると思うんですよ。コーヒーは缶コーヒーから始まり、その後は喫茶店でコーヒーを飲む文化が形成され、今ではおしゃれな『スターバックス』で日常を過ごすのが定着している。  お茶に関しても、お金を払ってペットボトルのお茶を買うようになり、今ではカフェのような空間で多様なお茶が飲まれるようになってきています。さらに成熟していけば、おしゃれな場所でアレンジティーを飲むのが当たり前になる時代がやってくるでしょう。だからこそ、春水堂はお茶カフェ文化の担い手になるべく、誰もが憧れるブランドへと成長させていきたいですね」  コロナ禍の状況を鑑みながら「アルコール×お茶」という商品も訴求し、アレンジティーの多様性も伝えていきたいという。
ジャスミンモヒート

写真左より「タピオカカルーアミルクティー」、「鉄観音ティービール」、「ジャスミンレモンサワー」、「ジャスミンモヒート」。※緊急事態宣言中はアルコール提供は自粛

「ティービールやティーカクテルは渋谷マークシティ店限定ですが、アルコールと茶葉のブレンドから成る新感覚の味わいは、もっと広めていきたいと思いますね。台湾フードとの相性はもちろん、単品でも美味しく飲める。これからもお客様のニーズに合わせて、アレンジティーのバリエーションを充実させ、お茶市場を活性化させていきたいです」 <取材・文・撮影/古田島大介>1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている
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