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河村たかし市長のメダルかじりにキャバ嬢が激怒「客なら平手打ちレベル」

昔のセクハラがフラッシュバック

 続いて話を聞いたのは大阪のキャバクラに勤務するリオさん(仮名・26歳)だ。彼女は公の場で起きたことではなく、河村市長がキャバクラで起こした御乱行だと思ったという。 「私は動画ではなくネットニュースで読んだのですが、文面だけ見るとキャバクラの話かと思って2度読みしちゃいましたよ。特に、河村市長が『重てゃ~な~、これ、ほんとに』とマスクを外し、突然がぶりとメダルに噛み付いた……の場面。私が昔、胸が空いたドレスを着ていたときに客がおもむろに胸を下から鷲掴みにしてきて『意外と重いんやな』と言われたトラウマがフラッシュバックしましたよ……。  すぐに黒服が注意しにきましたが、河村市長の周りにいた人は注意しなかったんですかね? 聞いた話だと笑っているだけで誰も止めなかったとか。身体を触っていなくても、あれは立派なセクハラです。河村市長の周りには“黒服”はいなかったんでしょうかね」  5日、河村市長はこの問題について「(メダルをかむ行為は)最大の愛情表現だった」と謝罪。しかし、このコメントがさらに「事の重大さを認識していない」と炎上した。

セクハラを愛情表現というのはキモ客特有の言い方

 河村市長の謝罪に対して「まさにキャバクラに来るキモ客……」と眉をひそめるのは都内のラウンジに勤務するユイさん(仮名・29歳)だ。 「愛情表現って……好きだったら何をしてもいいという考えがキモ客と一緒ですよ。うちの店のママのこと大好きな客がいて、しょっちゅうママに鬼電&鬼LINEしてウザがられています。1度、あまりにもシツコイのでママがその客にブチ切れたんですよ。  そしたら、『だってママのこと好きだから……』と、イイ歳こいたオッサンがまさかの号泣。でも、泣くのはまだマシなほうで河村市長の場合、謝罪というか半分逆ギレのような会見でしたよね。『迷惑を掛けているのであれば、ごめんなさい』と発言したそうですが、迷惑ってなんで最初から分からないんですかね。そういう客がエスカレートしてストーカー事件とか起こすんですよ……」  他にも「自分がセクハラされたような不快感」「すっごい金遣うならなんとか相手してもらえる客レベルのキモさ」など、キャバ嬢からの批判は止まらない。コロナ禍だからアウトという問題なのではなくメダリストに対しての侮辱行為ととられても仕方ないだろう。  河村市長の行為を見て、軽いノリでセクハラするのはキャバクラでもやっちゃいけないことだと男子諸兄は肝に銘じていただきたい。 取材・文/カワノアユミ
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
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