エンタメ

<第108回>初座長の明治座公演は「実質零(ゼロ)座長」。次なる座長「初主演映画」へと走り出した<純烈物語>

真のプロフェッショナルに引き上げてもらった

「自分たちのレベルを上げて、いいスタッフや出演者と仕事をするというのは大事なこと。スタッフに引き上げてもらって、そこで自分も実力をつけてまたいいスタッフと……というように、ステージを上げていく。その点に関しては、ハッキリ言ってまいりました。全然疲れてないんだもん。これがスタッフワーク、機能的な物作りなんやなと。それほどスタッフ、共演者のクオリティが素晴らしかった。真のプロフェッショナルの集まりよ。  昨日の2公演が一番だるくなったかな。競技場に入ってゴールが見えているのに、あと何百メートルかフィールド内を走らないといけない感覚。自分が生き残るようにやらなければ、またこの出演者、スタッフには会えないという気持ちしかなかったです。座長だけど一番下の感覚。だから今回は“初”の前のゼロ座長だったんですよ」  内なる闘いを秘めつつ、それをおくびに出すことなくハッピーを提供し続けた17日間。その日のうちに「ようやく言える。あー、しんど(温泉マーク)」とツイートした酒井は、1日のオフをはさみ翌々日にはNHK「うたコン」に生出演し、純烈ジャーと共演した。9月10日の映画公開に向け、もう一つの“初座長”が始まった――。 (この項終わり)
(すずきけん)――’66年、東京都葛飾区亀有出身。’88年9月~’09年9月までアルバイト時代から数え21年間、ベースボール・マガジン社に在籍し『週刊プロレス』編集次長及び同誌携帯サイト『週刊プロレスmobile』編集長を務める。退社後はフリー編集ライターとしてプロレスに限らず音楽、演劇、映画などで執筆。50団体以上のプロレス中継の実況・解説をする。酒井一圭とはマッスルのテレビ中継解説を務めたことから知り合い、マッスル休止後も出演舞台のレビューを執筆。今回のマッスル再開時にもコラムを寄稿している。Twitter@yaroutxtfacebook「Kensuzukitxt」 blog「KEN筆.txt」。著書『白と黒とハッピー~純烈物語』『純烈物語 20-21』が発売
純烈物語 20-21

「濃厚接触アイドル解散の危機!?」エンタメ界を揺るがしている「コロナ禍」。20年末、3年連続3度目の紅白歌合戦出場を果たした、スーパー銭湯アイドル「純烈」はいかにコロナと戦い、それを乗り越えてきたのか。
白と黒とハッピー~純烈物語

なぜ純烈は復活できたのか?波乱万丈、結成から2度目の紅白まで。今こそ明かされる「純烈物語」。
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