ライフ

東大生が「ひとり言」を繰り返すワケ…不審に思われても絶対にやめない

情報はすぐに頭から消えてしまう

暗記 しかも、実際に目標に向けて考え始めると「それぞれの情報が持つ要素」が無限に出てきます。これらをすべて頭の中に維持しながら考えるのは、正直、大変しんどいです。  少しでも油断すると「あれ? さっき何考えてたっけ?」というように情報がすっぽ抜けていってしまいます。特に前提となる目標や手札についての情報が抜け落ちてしまうと、何をどうやって考えていいのかわからなくなってしまうわけです。  だからこそ、メモを取ったり、ひとり言を言ったりして、確定した情報をアウトプットし、形として残すということが重要になるのです。

メモも有効だが、デメリットも存在

 ならメモを取ればいいじゃないかと言われそうなのですが、アイデアというものは、一瞬浮かび上がってきたその瞬間にサッと捕らえないと消えてしまうもの。  ひとつひとつの言葉を書き加えている間に消えてしまいます。  書いたほうが丁寧ではありますが、消えてしまったアイデアを取り戻そうと考えこむ時間や、機会の損失がもったいないのです。
次のページ
効果的なひとり言のテクニック
1
2
3
4
5
1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。(Xアカウント:@Temma_Fusegawa

東大式節約勉強法東大式節約勉強法

目標達成のための最短ルート、最小コストの具体的な方法が満載


人生を切りひらく 最高の自宅勉強法人生を切りひらく 最高の自宅勉強法

週3バイトしながら東大に合格した著者が明かす「最高の勉強法」


東大合格はいくらで買えるか? (星海社 e-SHINSHO)東大合格はいくらで買えるか?

東大生100人調査でわかった教育投資の正解 (星海社 e-SHINSHO)


記事一覧へ
おすすめ記事