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東大生が「ひとり言」を繰り返すワケ…不審に思われても絶対にやめない

情報はすぐに頭から消えてしまう

暗記 しかも、実際に目標に向けて考え始めると「それぞれの情報が持つ要素」が無限に出てきます。これらをすべて頭の中に維持しながら考えるのは、正直、大変しんどいです。  少しでも油断すると「あれ? さっき何考えてたっけ?」というように情報がすっぽ抜けていってしまいます。特に前提となる目標や手札についての情報が抜け落ちてしまうと、何をどうやって考えていいのかわからなくなってしまうわけです。  だからこそ、メモを取ったり、ひとり言を言ったりして、確定した情報をアウトプットし、形として残すということが重要になるのです。

メモも有効だが、デメリットも存在

 ならメモを取ればいいじゃないかと言われそうなのですが、アイデアというものは、一瞬浮かび上がってきたその瞬間にサッと捕らえないと消えてしまうもの。  ひとつひとつの言葉を書き加えている間に消えてしまいます。  書いたほうが丁寧ではありますが、消えてしまったアイデアを取り戻そうと考えこむ時間や、機会の損失がもったいないのです。
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効果的なひとり言のテクニック
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