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2児の母・安倍なつみの子育てスタイル。「人それぞれと思ったらラクになった」

「子育ては人それぞれ」と思ったらラクになった

――親は子どもと一緒に成長すると言いますよね。 安倍:どうしていいかわからないこともあったけど、でも、みなさんそうなんですよね。みんな一緒で、手探りなことも多いでしょうね、と思います。育児書やSNSでいろいろな親御さんの経験談などの情報を得られますが、それはそれでしかないんですよね。10人いたら10人の子育てがあり、わたしには当てはまらないこともある。  子育ても子どもとの向き合い方も人それぞれで、それぞれでいいんだなって思ったら、少しラクになりました。人と比べることでは決してなくて、わたしはわたしのスタイルでいいと。一人目のときは煮詰まってしまいましたが、2人目を産んだときにそう思いました。 ――40歳という節目で、約3年ぶりのメディア露出。今年は区切りの年になりました。 安倍:そうですね。それはいいのか悪いのか(笑)。ただ、それもこれも自然な流れです。区切りがいい年齢ではあるけど、こんなものかという想いもあります。思い描いていた40歳はもっとしっかりしていて、ちゃんとした大人というか。わたしは年齢に追いついていない感じもある。あんまり年齢っていうだけで人を見ないほうがいいなと、自分を見ていて思いました(笑)。  子どもを2人産んで育てているとはいえ、まだまだ知らないことがたくさんあり、教わることも本当にいっぱいあって「まだまだです」という感じなんです。

風の吹くまま、わたしはそれでいいかな

安倍なつみ――40歳を機に何かを始める予定などは? 安倍:ないです。ないですし、何かを掲げてしまうと、やり遂げられなかった自分に、「わたしはダメ」だなってなってしまうから、それはポイポイ(笑)。子どもの幸せと、家族が健康で円満でいることが一番かなと思っています。それに子どもが小さいうちは、あまり予定を決められないんです。  今は、風の時代などと言いますが、風の吹くまま、流れのまま、わたしはそれでいいなと思っていて、あまり決めないようにしています。その瞬間、瞬間を懸命に生きる、でいいなと思っています。 ――たとえば今回の吹替えに始まり、ドラマ、映画など、ファンの方は期待しているかもしれません。 安倍:そんなの泣いちゃいます! 「待たせちゃった」って言います(笑)? まだお伝えできることはないのですが、わたし自身、子育てをするなかで、ドラマや映画にどれだけ支えられたかわからないんです。今回、改めて表現をする仕事が好きだなとは思いました。 ――最後になりますが、映画を楽しみにしている方たちへ一言お願いします。 安倍:この『パウ・パトロール ザ・ムービー』は、もとの作品を知らない人でも楽しめます。どんな方でも楽しめるし、家族の会話も増えると思います。ぜひ観てください。 <取材・文/トキタタカシ> ※女子SPA!より
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