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基本給7万円の医療系からインフラ系へ転職。キツイ現場仕事でも「幸せ」なワケ

ハローワークで説得されて…

鍼灸 孝史さんは退職後、ゴミ収集の仕事を探しにハローワークへ足を運んだ。担当になった職員に事情を話したところ、待ったの声がかかったという。 「ハロワの人に、『君はまだ若いんだから、この仕事はやめといたがいい。手に職をつけたほうがいいよ』と諭されました(笑)。その時に勧められたのが、電気設備の職業訓練です。『安定した仕事で君の理由やったら、電気もアリなんやない?』って。それで職業訓練校の電気設備科に通うことにしたんです」

建設業の会社で電気工事士に

 昨年の秋から半年間通い、危険物取扱者と消防設備士の資格を取った孝史さん。その後、今年4月から建設業の会社に入社した。 「建設現場の電気を担当するサブコンです。入社してから、第二種電気工事士の資格を取得しました。コロナでホテルとかの建設は減っているけど、代わりに倉庫や他の現場があるので先も安心です」  労働時間は朝8時から17時。昼休憩の1時間と別に、午前と午後に30分ずつの休憩があるという。 「休みは土日祝だけど、土曜日出勤をすると出勤手当が出ます。手取りは20万で、1年目からボーナスもありました。なにより嬉しいのは、健康的な生活ができるようになったことです。今は現場が遠くて朝5時起きなので、自由に使える時間はちょっと増えたくらいですが、肉体労働で疲れてぐっすり眠れるようになったんですよ」
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福岡県出身。フリーライター。龍谷大学大学院修了。キャバ嬢・ホステスとして11年勤務。コスプレやポールダンスなど、サブカル・アングラ文化にも精通。X(旧Twitter):@0ElectricSheep0、Instagram:@0ElectricSheep0

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