ニュース

5000円で沖縄、石垣、札幌など航空券が当たる。LCCピーチの「旅くじ」は予想以上に熱かった

開発者の経歴もユニーク

ピーチ 旅くじ

メディアのインタビューを受ける「旅くじ」の開発者であるピーチアビエーションの小笹俊太郎氏。その経歴も異色だ

 開発の経緯は、小笹氏の経歴にも関係がある。ミラノ生まれの大阪育ちで石垣出身の奥様と一緒になり石垣島に住んで25年。石垣市役所勤めで台湾駐在も経験したのちピーチアビエーションに入った。  一地方の町おこしを手掛けたが、もっと広いフィールドで活躍してみたいと転職を決意。今では、就航地全体の地方創成に関わる。「活性化のために知られざる地方の魅力のある部分に光を当てていきたい」と抱負を語ってくれた。

「Peachに飛ばされる」と話題に

 大阪ではSNSで「Peachに飛ばされる」快感を得ることができるとの感想もあり、カプセルの中のミッションを目的地で達成することがSNSとの親和性が高い作りになっている。  感染が収まりつつある中で、9月下旬以降の予約率がコロナ禍前の1.5倍になっている(本社広報室)とのこと。この旅くじが好調な予約をけん引しているのは間違い無さそうだ。 文・写真/北島幸司
航空会社勤務歴を活かし、雑誌やWEBメディアで航空や旅に関する連載コラムを執筆する航空ジャーナリスト。YouTube チャンネル「そらオヤジ組」のほか、ブログ「Avian Wing」も更新中。大阪府出身で航空ジャーナリスト協会に所属する。Facebook avian.wing instagram@kitajimaavianwing
1
2
3
おすすめ記事